資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (283 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html |
出典情報 | 第90回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第23回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(1/20)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
23
58歳
男
2022年12月7日
2022年12月8日
不明
5回目
24
78歳
女
2022年12月7日
2022年12月7日
GL1585
不明
25
66歳
女
2022年12月7日
2022年12月7日
病歴、併用薬:不明
2022/12/7に5回目のワクチン接種を受け、2022/12/8に死亡 不明
した。剖検は実施されていない。
病歴:糖尿病、透析
2022/12/7、10:30、患者はワクチン接種を受けた。帰宅後
に、患者は夜に風呂に入って、浴室で亡くなっていた。
不明
原疾患等:脳梗塞、高血圧
併用薬:抗血小板薬
2022/06/09、脳梗塞(左前頭葉深部白質梗塞)を発症して入
院。リハビリテーションを経て、退院の後は抗凝固性薬を内
服。2022/12/07、10:00頃に他院で新型コロナワクチン(5回
目:ファイザー社製)接種を受け、10:30頃に帰宅した。
12:00に昼食を摂った後ソファーでよこになっており、一度ソ
ファーから転落して側頭部を打撲した。12:40に同居の夫が外 視床出血、脳室穿破、閉塞性水頭
出した際に、普段と変わりはなかった。15:15に夫が帰宅した 症、死戦期呼吸、脳梗塞、高血圧、
際には、意識障害を認めたために、救急車で報告者の病院 脳出血
へ救急搬送された。来院時の意識レベルは日本式昏睡尺度
(JCSと報告された)200、体温40.7度、血圧172/133mmHgで
あった。直ちに頭部コンピュータ断層撮影(CT)撮影をおこな
い、右視床出血、脳室内穿破、閉塞性水頭症の状態である
ことが確認された。CT撮影後短時間で、血圧低下、瞳孔散
大、死戦期呼吸と、救命困難な状態となった。16:43に、夫立
ち会いのもと死亡が確認された。
不明
26
78歳
女
2022年12月7日
GL1585
5回目
維持透析中の患者。12/7等脊柱に5回目のワクチン接種を
行った。問題無く透析終了し帰宅。翌朝、風呂で死亡されて
いるのが見つかった。Heat shockによるものと思われるが、 心不全急性増悪
Heat shockとワクチン接種に問題があったかどうかは不明。
直接原因はHeat shockによる心不全と考えられる。
27
82歳
女
2022年12月13日 2022年12月14日 GJ7139
4回目
12/13ワクチン接種。家族が当日午後9:30元気であったこと
を確認していたが、12/14午前9:06呼吸停止しているのを発
見し、救急搬送され10:14死亡確認された。予診票には基礎
不明
疾患の記載なし。アナフィラキシーの既往も無し。通常通り医
師が予診票と本人を確認し接種し15分間観察後帰宅して頂
いた。
2022年12月8日
2022年12月8日
基礎疾患等:大動脈解離、高血圧症、SLE,
併用薬:プレドニン5mg、ニフエジピンCR、カルベジロール5mg、オ
ルメデック10、ドキサゾシン2mg、ペルサンチン2mg、3T他。
同居高齢者で通院困難のため訪問診療でフォロー中。R4/12/7
12:23に訪問診療にて接種。経過観察での異常なし。同日22時親
族とのメールでも著変なし。12/8 10時のメールに返信が無く駆け 急性冠症候群
つけると自宅布団内で死亡しているのを発見。救急搬送、警察によ
る検死。事件性無く検案簿作成。死亡日時、R4/12/8午前5時。死
因、急性冠症候群(正式診断名不詳)心臓外科通院していた。大動
脈解離後、の増大にて急変する可能性を説明されていた。
専門家による評価【令和4年12月16日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
資料番号
症例No
不明
不明
不明
不明
-
-
γ
患者背景(既往歴、治療歴など)・接種後の経過が不明で
あり、評価困難と考えます。
不明
不明
関連あり
不明
-
-
γ
患者背景(既往歴、治療歴など)・接種後の経過、入浴時
の状況(脱衣所と浴室の温度差や湯の温度等、食事や飲 資料1-2-2-1 21973
酒など)が不明であり、評価困難と考えます。
CT
評価不能
有(高血圧の既
往があり、また
脳梗塞後で抗
血小板薬を内
服されていた。)
-
-
γ
ワクチン接種後に発症しているため、ワクチンの関与を完
全に否定することはできないが、高血圧の既往および抗
血小板薬の内服という状況で、さらに頭部打撲も生じてい 資料1-2-2-1 21996
ることから、ワクチン以外の要因が大きく影響している可
能性がある。
資料1-2-2-1 21978
視床出血
脳室穿破
水頭症
死戦期呼吸
脳梗塞
高血圧
脳出血
心不全
不明
評価不能
有(急性心不
全、Heat
shock)
-
-
γ
報告書ではHeat Shockによる心不全の可能性が指摘さ
れているが、死亡後に画像検査や剖検が行われておら
ず、死亡に至った確定的な病態は不明である。
不明
不明
評価不能
無
-
-
γ
基礎疾患の記載がなく、死亡後に画像検査や剖検も行わ
資料1-1-2-1 30034
れておらず、死亡に至った確定的な病態は不明である。
急性冠動脈症候群
検死
評価不能
有(大動脈解離)
-
-
γ
心血管系の急性疾患が直接の死因になった可能性が高
い印象ではあるが、死亡後に画像検査や剖検が行われ 資料1-1-2-1 30032
ておらず、死亡に至った確定的な病態は不明である。
資料1-1-2-1 30037
28
79歳
女
2022年12月7日
GT2675
4回目
29
81歳
男
2022年12月14日 2022年12月15日 GK1328
5回目
寝たきり状態の方で、訪問診療をしていたため、12月14日13
時40分に接種。その後体調に著変なく、妻によると夕食も普
通に食べた。21時に38.6℃の発熱との連絡があったためカロ
不明
ナール300mg1錠の服薬を指示した。その後未明に意識がな
く、呼吸をしていない事に家族が気付いた。12月15日午前8
時57分に死亡確認した。
不明
不明
評価不能
有(寝たきりで糖
尿病など基礎
疾患が多い)
-
-
γ
ワクチン接種の翌日未明に呼吸停止の状態で発見され、
その後死亡確認となった症例である。接種当日の夜に発
熱していたという情報はあるものの、経過については十分 資料1-1-2-1 30050
に明らかとなっておらず、得られている情報のみから因果
関係を評価することは困難である。
心臓死
不明
評価不能
有
-
-
γ
ワクチン接種翌日に死亡しているところを発見され、検視
の結果、急性心臓死と報告された症例である。ワクチン接
種後異常なく帰宅したとのことであるが、その後の臨床経 資料1-1-2-1 30048
過は十分に明らかになっておらず、得られている情報の
みから因果関係を評価することは困難である。
低酸素性虚血性脳症
不明
評価不能
無
-
-
γ
ワクチン接種翌日に心肺停止状態で発見され、その後蘇
生するも、接種6日後に低酸素脳症により死亡したと報告
された症例である。元々、脳出血の後遺症のためADLは
自立しておらず、他に高血圧・高脂血症・2型糖尿病の基 資料1-1-2-1 30049
礎疾患もあったとのことである。ワクチン接種後の臨床経
過不明であり、得られている情報のみから因果関係を評
価することは困難である
30
67歳
男
2022年12月13日 2022年12月14日 GJ1842
5回目
基礎疾患:高血圧、脂質異常症を治療中
20年前に蜂に刺されて全身の蕁麻疹は点滴で治療した。
2022年12月13日にワクチン接種し、異常なく帰宅したが、翌
12月14日の午後に自宅のトイレ前で倒れているところを発見
され、既に死亡していた。同日12月14日の朝には知人からの
急性心臓死
電話に応答できていたので、12月14日の朝から昼間での間
に突然死したものと思われる。検視の結果は急性心臓死。
接種日の午後~翌日の午前中は健在だったため、アナフィラ
キシーの可能性は低い。脳卒中あるいは急性冠症候群が併
発した可能性を考え易いが原因不明とする他ない。
31
60歳
女
2022年12月7日
5回目
基礎疾患:脳出血後遺症、高血圧、高脂血症、2型糖尿病
2016年脳出血発症され無動無言、経管栄養状態であった。
全身状態はきわめて安定していたが、2022年12月7日コロナ
ワクチン5回目接種、翌日午前5時45分巡回時に心肺停止状 低酸素脳症
態を発見された。処置によりいったん蘇生、高次医療機関に
搬送された。12月13日低酸素脳症により死亡との連絡あり。
原因は不明であった。
2022年12月13日 GJ1842
注1:各症例の記載は、令和3年2月17日~令和4年12月2日までに、医療機関又は本ワクチンの製造販売業者から副反応疑い報告された内容に基づく。専門家による評価は、特記した場合を除き、令和4年11月13日時点の報告内容に基づき実施。
注2:直近の集計対象期間において新規又は追加報告された症例について、対応する症例Noを記入している。同一症例であっても、報告内容の更新等により医療機関又は製造販売業者から複数回報告される場合がある。同一症例について複数回報告された場合は、評価時点で最後に報告された報告内容に基づき評価している。
注3:「死因等」の記載は副反応疑い報告書の記載(接種の状況、症状の概要、報告者意見)を総合的に考慮の上、記載。資料1-1-2や資料1-2-2の「症状名(PT)」とは異なることがある。
注4:報告書における死因等の記載が基礎疾患の増悪等とされているものについては、本資料においては、7/21以降「対応するMedDRA PT」は基礎疾患等の名称ではなく、「状態悪化」として整理している。
注5:「血小板減少症を伴う血栓症」が死因として疑われると報告された事例については、「対応するMedDRA PT」には、令和3年10月22日までは、血小板減少に係る症状と血栓症に係る症状の両方を併記。10月22日以降は「血小板減少症を伴う血栓症」と表記。10月22日までに報告された症例においても、10月22日以降の追加報告の際に、死因を「血小板減少症を伴う血栓症」に更新、又は死因に「血小板減少症を伴う血栓症」を追加している。
注6:1件の副反応疑い報告書において、異なる接種回の副反応疑い事例が同時に報告されている場合は、当該報告書における最大接種回数を、当該報告の「接種回数」として記載・集計している。
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