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【参考1】診療の手引き・第9.0版 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(2/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 ●4 重症度分類とマネジメント

図 4-1 重症度別マネジメントのまとめ

・重症度は発症からの日数,ワクチン接種歴,重症化リスク因子,合併症などを考慮して,繰り返し評価を行
うことが重要である.
・個々の患者の治療は,基礎疾患や合併症,患者の意思,地域の医療体制などを加味した上で個別に判断する.
・薬物療法は COVID-19 やその合併症を適応症として日本国内で承認されている薬剤のみを記載した.詳細
な使用法は,
「5 薬物療法」および添付文書などを参照すること.

【参考】軽症から中等症Ⅰの患者に対する薬物療法の考え方
薬剤選択において考慮すべき点
地域で流行している変異株

中和抗体薬の有効性に影響する(有効性は試験管内レベルの実験結
果で判断されることが多い)
2022 年 12 月現在,オミクロンに対して,中和抗体薬(日本国内で
入手可能な製剤)の有効性は減弱している

点滴治療が可能か

レムデシビルは点滴投与が 3 ~ 5 日間必要である

常用薬があるか

ニルマトレルビル/リトナビルやエンシトレルビルは,相互作用の
ある薬剤が多い

腎機能障害があるか

レムデシビル,ニルマトレルビル/リトナビルは,腎機能障害があ
る場合,減量または投与を避ける必要がある

妊娠をしているか

モルヌピラビルやエンシトレルビルは催奇形性の懸念があり,妊婦
または妊娠している可能性のある女性には禁忌

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