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【参考1】診療の手引き・第9.0版 (52 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(2/10付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 ●5 薬物療法
投与方法(用法・用量)
〔成人および体重 40 kg 以上の小児〕レムデシビルとして,投与初日に 200 mg を,投与
2 日目以降は 100 mg を 1 日 1 回点滴静注する.
〔体重 3.5 kg 以上 40 kg 未満の小児〕レムデシビルとして,投与初日に 5 mg/kg を,投
与 2 日目以降は 2.5 mg/kg を 1 日 1 回点滴静注する.
・生理食塩液に添加し,30 分 ~ 120 分かけて点滴静注すること.
・SARS-CoV-2 による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始し,3 日目まで投
与する.ただし,SARS-CoV-2 による肺炎を有する患者では,目安として,5 日目まで
投与し,症状の改善が認められない場合には 10 日目まで投与する.
投与時の注意点
・肝機能障害があらわれることがあるので,投与前および投与開始後は定期的に肝機能検査を行
い,患者の状態を十分に観察すること.
・Infusion reaction,アナフィラキシーを含む過敏症があらわれることがあるので,患者の
状態を十分に観察するとともに,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切
な処置を行うこと.また,これらの発現を回避できる可能性があるため,本剤の緩徐な投
与を考慮すること.
・添加物スルホブチルエーテルβ - シクロデキストリンナトリウムにより腎機能障害があ
らわれる恐れがあるので,投与前および投与後は定期的に腎機能検査を行い,患者の状
態を十分に観察すること.
特定の背景のある患者への投与
〔腎機能障害患者〕腎機能障害が悪化するおそれがある.
〔重度の腎機能障害〕〔成人,乳児,幼児および小児は eGFR が 30 mL/min 未満,正期産
新生児(7 日~ 28 日)では血清クレアチニン 1 mg/dL 以上〕の患者:投与は推奨しない.
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与を考慮すること.
透析患者におけるレムデシビルの有効性のエビデンスは限られているが,忍容性は一般
に高いと考えられる.健常成人に比して,半減期は約2倍,初回投与後最高血中濃度は
約 3 倍(その代謝産物 GS-441524 は 6 倍)になる.なお,血液透析により GS-441524
の血中濃度は約 50% にまで低下する.ローディングを行わず,100 mg を透析4時間
前に投与最大 6 回まで,などの投与法が報告されている.
〔肝機能障害患者〕ALT が基準範囲上限の 5 倍以上の患者には投与しないことが望ましい.
肝機能障害が悪化するおそれがある.
〔妊婦〕治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.
〔授乳婦〕治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続または中止を検
討すること.
〔小児等〕治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.
〔高齢者〕患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.一般に生理機能が低下してお
り,既往歴や合併症を伴っていることが多くみられる.
入手方法
・本剤(レムデシビル)は一般流通が行われている.
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投与方法(用法・用量)
〔成人および体重 40 kg 以上の小児〕レムデシビルとして,投与初日に 200 mg を,投与
2 日目以降は 100 mg を 1 日 1 回点滴静注する.
〔体重 3.5 kg 以上 40 kg 未満の小児〕レムデシビルとして,投与初日に 5 mg/kg を,投
与 2 日目以降は 2.5 mg/kg を 1 日 1 回点滴静注する.
・生理食塩液に添加し,30 分 ~ 120 分かけて点滴静注すること.
・SARS-CoV-2 による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始し,3 日目まで投
与する.ただし,SARS-CoV-2 による肺炎を有する患者では,目安として,5 日目まで
投与し,症状の改善が認められない場合には 10 日目まで投与する.
投与時の注意点
・肝機能障害があらわれることがあるので,投与前および投与開始後は定期的に肝機能検査を行
い,患者の状態を十分に観察すること.
・Infusion reaction,アナフィラキシーを含む過敏症があらわれることがあるので,患者の
状態を十分に観察するとともに,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切
な処置を行うこと.また,これらの発現を回避できる可能性があるため,本剤の緩徐な投
与を考慮すること.
・添加物スルホブチルエーテルβ - シクロデキストリンナトリウムにより腎機能障害があ
らわれる恐れがあるので,投与前および投与後は定期的に腎機能検査を行い,患者の状
態を十分に観察すること.
特定の背景のある患者への投与
〔腎機能障害患者〕腎機能障害が悪化するおそれがある.
〔重度の腎機能障害〕〔成人,乳児,幼児および小児は eGFR が 30 mL/min 未満,正期産
新生児(7 日~ 28 日)では血清クレアチニン 1 mg/dL 以上〕の患者:投与は推奨しない.
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与を考慮すること.
透析患者におけるレムデシビルの有効性のエビデンスは限られているが,忍容性は一般
に高いと考えられる.健常成人に比して,半減期は約2倍,初回投与後最高血中濃度は
約 3 倍(その代謝産物 GS-441524 は 6 倍)になる.なお,血液透析により GS-441524
の血中濃度は約 50% にまで低下する.ローディングを行わず,100 mg を透析4時間
前に投与最大 6 回まで,などの投与法が報告されている.
〔肝機能障害患者〕ALT が基準範囲上限の 5 倍以上の患者には投与しないことが望ましい.
肝機能障害が悪化するおそれがある.
〔妊婦〕治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.
〔授乳婦〕治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続または中止を検
討すること.
〔小児等〕治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.
〔高齢者〕患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.一般に生理機能が低下してお
り,既往歴や合併症を伴っていることが多くみられる.
入手方法
・本剤(レムデシビル)は一般流通が行われている.
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