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【参考1】診療の手引き・第9.0版 (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(2/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 ●6 院内感染対策

5 食器の取り扱い

患者が使用した食器類は,必ずしも他の患者と分ける必要はなく,中性洗剤による洗浄に加

え,80℃ 5 分以上の熱水による消毒を行ったあと,よく乾燥させる.

6 死後のケア

遺体に適切な感染対策(清拭および鼻,肛門等への詰め物や紙おむつの使用などにより体液

などの漏出予防を行うなど)を講じることにより,
遺体からの感染リスクはきわめて小さくなる.
改訂された国のガイドラインでは,COVID-19 で亡くなった方の遺体は,適切な感染対策を講
じることにより,通常の遺体と同様に扱うことができ,納体袋の使用は体液漏出のリスクが非
常に高い場合に限定してよいとされた.適切に感染対策を行いながら,病室で別れの時間を設

けることもできる.葬儀・火葬等において適切な感染対策を講ずるためには , 遺体の状況等に
関する情報が必要となるため , 下記のガイドライン内にある「関係者の情報共有シート」を活
用する.

感染予防策を実施する期間(章末参照)を満了する前に亡くなった場合の遺体にエンゼルケア

を行う人は,サージカルマスク,手袋,使い捨ての長袖ガウン,眼の防護具(フェイスシールド
またはゴーグル)などの個人防護具を着用する.故人の尊厳に十分配慮しながら,それぞれの場
面で適切な感染対策を実施することが重要である(表6-3).

〈参考〉厚生労働省,経済産業省.新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置,搬送, 葬儀,火葬等
に関するガイドライン 第 2 版 . 2023.1.6.

表 6-3

個別の場面における主な関係者*
遺族など
の方

医療従事者
などの方

遺体などを取り扱う
事業者の方

臨終後の対応
(死亡確認後の遺族などの方
への対応)





エンゼルケア(死後処置)







納棺







遺体搬送





通夜,葬儀





火葬





拾骨



火葬場従業者
の方




*地域の実情や亡くなられた場所等によって,関係者が表と異なる場合がある.

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