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【参考1】診療の手引き・第9.0版 (70 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(2/10付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 ●5 薬物療法
【参考】日本国内で開発中の主な薬剤
厚生労働省が公表している開発中の薬剤を示すこれらの薬剤は有効性や安全性が確立してい
ないため,臨床試験に登録の上で使用されるべきである.
薬品名
分
イベルメクチン
抗寄生虫薬の転用
(経口薬)
開発対象
類
参考情報
軽症〜中等症Ⅰ
国内第Ⅲ相試験.主要評
価項目において統計学的
有意差は認められず
〈参考〉 厚生労働省.現在開発中の主な新型コロナウイルス治療薬(2022.9.28 現在)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000994911.pdf
【参考】国内外で開発が中止された主な薬剤
下記の薬剤は COVID-19 に対する有効性が示されず,使用すべきでない.
薬品名
ヒドロキシクロロキン
分
類
参考情報
国外での大規模な臨床試験において,有効性
が示されず
抗マラリア薬の転用
(経口薬)
ロピナビル・リトナビル
HIV プロテアーゼ
中国や英国における大規模な臨床試験において,
阻害薬の転用(経口薬) 有効性が示されず
カモスタット
国内で企業治験を実施されたが,主要評価項
セリンプロテアーゼ
阻害薬の転用(経口薬) 目を達成せず
高度免疫グロブリン製剤
抗体治療薬
ファビピラビル
米国 NIH 主導の国際共同治験が実施され,
日本も参加したが,主要評価項目を達成せず
2020.10.16 に承認申請されたが薬食審で継続
審議の判断.2021.12.28 に厚生労働科学研究
による観察研究が終了.2022.10.14 に開発中
止が発表された
RNA ポリメラーゼ
阻害薬(経口薬)
◆引用・参考文献◆
【ガイドライン等】
• 日本感染症学会.COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15 版.2022.11.22.
• 日本救急医学会・日本集中治療医学会.日本版敗血症診療ガイドライン 2020(J-SSCG2020)特別編,COVID-19 薬物
療法に関する Rapid/Living recommendations 第 5.0 版 . 2022.7.15.
• 国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センター.【医療関係者向け】新型コロナウイルス感染症の主な治療薬の妊娠中の
安全性について.2022.12.15.
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/covid19_yakuzai_medical.html
・WHO. Therapeutics and COVID-19:living guidance. 16 Sep 2022.
・NIH. Coronavirus diseases 2019(COVID-19)treatment guidelines. 1 Dec 2022.
・Royal College of Obstetricians and Gynaecoloists. Coronavirus (COVID-19) infection in pregnancy. Version16.
Dec 2022.
【抗ウイルス薬】
・Arbel R, et al. Nirmatrelvir use and severe Covid-19 outcomes during the Omicron surge. N Engl J Med 2022.
・Bernal AJ,et al. Molnupiravir for oral treatment of Covid-19 in nonhospitalized patients. N Engl J Med 2021.
・Davis MR,et al. Remdesivir and GS-441524 plasma concentrations in patients with end-stage renal disease
on haemodialysis. J Antimicrob Chemother 2021.
・Diaz GA,et al. Remdesivir and mortality in patients with COVID-19. Clin Infect Dis 2021.
・Goldman JD,et al. Remdesivir for 5 or 10 days in patients with severe Covid-19. N Engl J Med 2020.
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【参考】日本国内で開発中の主な薬剤
厚生労働省が公表している開発中の薬剤を示すこれらの薬剤は有効性や安全性が確立してい
ないため,臨床試験に登録の上で使用されるべきである.
薬品名
分
イベルメクチン
抗寄生虫薬の転用
(経口薬)
開発対象
類
参考情報
軽症〜中等症Ⅰ
国内第Ⅲ相試験.主要評
価項目において統計学的
有意差は認められず
〈参考〉 厚生労働省.現在開発中の主な新型コロナウイルス治療薬(2022.9.28 現在)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000994911.pdf
【参考】国内外で開発が中止された主な薬剤
下記の薬剤は COVID-19 に対する有効性が示されず,使用すべきでない.
薬品名
ヒドロキシクロロキン
分
類
参考情報
国外での大規模な臨床試験において,有効性
が示されず
抗マラリア薬の転用
(経口薬)
ロピナビル・リトナビル
HIV プロテアーゼ
中国や英国における大規模な臨床試験において,
阻害薬の転用(経口薬) 有効性が示されず
カモスタット
国内で企業治験を実施されたが,主要評価項
セリンプロテアーゼ
阻害薬の転用(経口薬) 目を達成せず
高度免疫グロブリン製剤
抗体治療薬
ファビピラビル
米国 NIH 主導の国際共同治験が実施され,
日本も参加したが,主要評価項目を達成せず
2020.10.16 に承認申請されたが薬食審で継続
審議の判断.2021.12.28 に厚生労働科学研究
による観察研究が終了.2022.10.14 に開発中
止が発表された
RNA ポリメラーゼ
阻害薬(経口薬)
◆引用・参考文献◆
【ガイドライン等】
• 日本感染症学会.COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15 版.2022.11.22.
• 日本救急医学会・日本集中治療医学会.日本版敗血症診療ガイドライン 2020(J-SSCG2020)特別編,COVID-19 薬物
療法に関する Rapid/Living recommendations 第 5.0 版 . 2022.7.15.
• 国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センター.【医療関係者向け】新型コロナウイルス感染症の主な治療薬の妊娠中の
安全性について.2022.12.15.
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/covid19_yakuzai_medical.html
・WHO. Therapeutics and COVID-19:living guidance. 16 Sep 2022.
・NIH. Coronavirus diseases 2019(COVID-19)treatment guidelines. 1 Dec 2022.
・Royal College of Obstetricians and Gynaecoloists. Coronavirus (COVID-19) infection in pregnancy. Version16.
Dec 2022.
【抗ウイルス薬】
・Arbel R, et al. Nirmatrelvir use and severe Covid-19 outcomes during the Omicron surge. N Engl J Med 2022.
・Bernal AJ,et al. Molnupiravir for oral treatment of Covid-19 in nonhospitalized patients. N Engl J Med 2021.
・Davis MR,et al. Remdesivir and GS-441524 plasma concentrations in patients with end-stage renal disease
on haemodialysis. J Antimicrob Chemother 2021.
・Diaz GA,et al. Remdesivir and mortality in patients with COVID-19. Clin Infect Dis 2021.
・Goldman JD,et al. Remdesivir for 5 or 10 days in patients with severe Covid-19. N Engl J Med 2020.
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