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別紙1○患者申出療養に係る新規技術の科学的評価等について (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00025.html
出典情報 患者申出療養評価会議(第41回 6/22)《厚生労働省》
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いて上位・下位運動ニューロン障害所見があり、さらにここの下位運動ニューロン障害の
レベルよりも頭側において上位運動ニューロン障害所見があること。
3) 臨 床 的 に 可 能 性 大 で あ り 検 査 所 見 で 裏 付 け ら れ る ALS ( clinically probablelaboratory-supported ALS)とは、臨床的に上位・下位運動ニューロン障害所見が身体 1 部
位にのみみとめるか、身体 1 部位に上位運動ニューロン障害所見がある場合で、かつ 2 肢
で、少なくとも神経根あるいは神経支配が異なる 2 筋以上において、針筋電図で急性脱神
経所見(Positive sharp wave, Fibrillation potential)をみとめ、神経画像検査やその
他の検査によって他疾患を除外できるもの。
4) 臨床的に ALS の可能性あり(clinically possible ALS)とは、身体 1 部位のみに下位と
上位運動ニューロン障害所見をみとめるか、若しくは下位運動ニューロン障害のみを身体
2 部位以上にみとめるものである。又は、上位運動ニューロン障害よりも頭側で下位運動ニ
ューロン障害所見があるものの、第 3 の臨床的に可能性大であり検査所見で裏づけられる
ALS(clinically probable-laboratory-supported ALS)がここでは満たされないものであ
るが、他疾患は除外できているものと規定する。
5) 臨床的に ALS の疑い(clinically suspected ALS)とは、純粋な下位運動ニューロン障害
を呈するものであり、ALS の臨床研究を目的とするグループとして適さない。よって世界神
経学会 El Escorial 改訂 ALS 診断基準からは除外する。
上位・下位運動ニューロン障害の徴候(日本神経学会編. 筋萎縮性側索硬化症診療ガイドラ
イン 2013「2. 診断・鑑別診断・検査」. 南江堂. 23–43. 2013)を表 4-1 に示す。
表 4-1

上位・下位運動ニューロン障害の徴候

脳幹

頸髄

胸髄

腰仙髄

下位運動ニューロン徴候
筋力低下

下顎・顔面、口

頸部

背筋

背筋

筋萎縮



上腕・前腕

腹筋

腹筋

線維束性収縮





喉頭

横隔膜

下肢

上位運動ニューロン徴候
反射の病的拡大

下顎反射亢進

腱反射亢進

腹皮反射消失

腱反射亢進

クローヌス

口尖らし反射

Hoffmann 反射

腹筋反射亢進

Babinski 徴候

偽性球麻痺

痙縮

痙縮

痙縮

強制泣き・笑い

萎縮筋腱反射保持

病的腱反射亢

萎縮筋腱反射保



ALS 診療ガイドライン作成委員会より一部改変
(参考)ALS の重症度基準
本臨床研究では、重症度による選択基準又は除外基準は設定しないが、表 4-2 に示す ALS

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