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資料2-1:前回部会における主な指摘事項への対応(臨床研究中核病院の承認要件見直しについて) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46147.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第38回 11/28)《厚生労働省》
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先進医療への対応
令和2年度より、臨床研究・治験センター内に先進医療相談窓口を設置し、主に先進医療Bへの申請を検討している研究者への支援(研究立案相談、厚生労働
省担当者との面談調整等)を実施している。令和5年度は3件の相談申込があったが、厚生労働省の先進医療担当者との面談には至っていない。

患者申出療養への対応
当院では、患者・被験者の方からの臨床研究及び治験に関する相談を受けるため、臨床試験患者相談窓口を設けている。患者申出療養のご相談があった場
合、臨床研究・治験センターのほか、関係部署とも連携し、対応することとしている。
令和5年度、1件の患者申出療養の相談があった。他院受診中の患者であったため、まずは主治医に相談することとした。その後、連絡はなかった。

国際共同臨床研究・治験の実施状況
国内外のネットワークを通じて革新的な研究開発シーズを発掘し続け、海外シーズのインバウンド支援、国際共同臨床研究・治験、学際的研究等、グローバルな研究開発を幅広く推進し
ている。グローバルな研究開発を推進するため、臨床研究・治験センターでは、順天堂大学医学部附属病院での臨床研究や医師主導治験等を希望する海外研究者、企業からの支援相談
を受け付けており、薬事に精通したエキスパートが、直接相談者からの要望を伺いながら、日本での開発戦略立案、資金調達、医師主導治験等の実施まで一気通貫で支援することが可能
な支援体制を構築している。また、令和5年度は新規に46件の国際共同治験を開始した。
今後は、アジア等海外の大学病院附属のAROと連携して国際共同臨床研究・治験を行える支援体制を整備し、新医療技術の早期承認獲得にアカデミアの立場から貢献していく計画であ
る。

ベンチャー企業への支援実施状況
アカデミア発の研究開発シーズの発掘と効率的な実用化に向けて、ベンチャー支援窓口を設け、順天堂大学革新的医療技術開発研究センター「GAUDI」と連携して実用化までの包括的
支援に取り組んでいる。包括的支援の取組には、実用化に向けた研究開発を促進するためのチームビルディング、臨床医とのマッチング、知財戦略立案、資金調達戦略立案、薬事戦略立
案、非臨床及び臨床研究の実施、ベンチャーの起業又は企業へのシーズ導出による実用化への橋渡し等の支援が含まれる。また、学内外の研究者及びベンチャー企業等に対して、実用
化に対する専門的な知見や情報提供を意識したセミナー、シンポジウム、勉強会等を開催、このうち、開催後も開示可能なコンテンツについては「オンデマンド方式」を導入し開催後の閲覧
を可能にするなど、研究開発の実用化におけるボトルネックの解消に資する多面的な取組を推進している。ベンチャー企業の研究開発シーズの発掘・育成については、JHVS(ジャパン・ヘ
ルスケアベンチャー・サミット)への出展、医療系ベンチャー・トータルサポートオフィス「MEDISO」との連携及び、順天堂内においては「GAUDI」を通して大型の研究助成制度を新設して並走
支援を個別に実施し、令和5度の起業数が2件、GAUDIの開始以来、合計5件となった、また、他の支援組織(ARO)との連携に努め、積極的な情報収集・情報発信を行っている。
GAUDI:<facebook>https://m.facebook.com/gaudi.juntendo/ <Instagram>https://www.instagram.com/gaudi_juntendo/ <ホームページ>https://gaudi-juntendo.jp/

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