資料Ⅱ－３－20

私学助成のメリハリ強化

○ 私学助成のメリハリとしては、定員割れ私立大学の交付額の算定方法見直しや不交付の強化、配分基準
の客観的指標の見直しや増減率の拡大、単価のメリハリ付け等を検討すべき。
◆私学助成の不交付判定
・私学助成は、学部ごとに金額を算定し、合計額を
大学等に交付しており、定員充足率50％未満の学部
は不交付とされる。
・ただし、一部学部で定員充足率が50％未満であって
も、大学全体で50％を満たしていれば、当該学部に
ついても私学助成が支給される仕組み。
→学部再編を促すため、学部ごとに不交付を判定す
る、充足率の基準を引き上げる等の見直しが必要。
【現行】

【見直し後】

A学部 B学部 大学全体
60％
80％ 40％

50％

A学部 B学部 大学全体
80％ 40％
60％

不交付
交付

◆私学助成の配分基準に用いる客観的指標の例
・私学助成の配分指標には、達成率が高いが見直されてい
ない指標や、国立大学に比べ達成率が低い指標が存在。
指標（カリキュラム
マネジメント体制）

達成率
(R3)

(参考)国立大学の扱い
９割以上達成のため、
令和２年度で廃止
８割以上達成のため、
令和２年度で廃止

初年次教育※1の実施

８割

ナンバリング※2の実施

８割

GPA制度の導入

６割

より高度な指標※3を用い
つつ、令和３年度で廃止

準備時間のシラバスへの明記

３割

９割以上達成のため、
令和３年度で廃止

※1︓大学が新入生を対象に行う、学習や研究の手法などを教える導入的な教育。
※2︓授業科目に適切な番号を付し分類することで、教育課程の体系性を明示する仕組み。
※3︓令和３年度まで、GPAに応じた履修上限単位数を設定している、という指標が存在。

◆私学助成の単価
・医・歯学部を除くと、基本的にすべての学部の単価は同じ。
医・歯学部

それ以外

専任教員(教授)

293万円/１人

197万円/1人

学部生

８万円/１人 ※

７万円/1人

※獣医学部含む