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参考資料3 (71 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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資料Ⅱ-6-3

補助金依存の強まり

○ 過大な公的支援は、中小企業等の補助金依存を強めるとともに、本来の趣旨である適切な行動変容につながってい
ないおそれ。認定支援機関も巻き込んだ補助金獲得競争となっている面もあるのではないか。その結果、本来、事業
者毎に異なるはずの強みや市場分析が不十分なまま、採択のされ易さや一過性の流行に乗って安易な事業再構築が量
産されている可能性。
◆ 事業再構築補助金(注)における「重複案件」と思われる事業
(注)ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための「事業再構築」を支援する補助金。
「事業再構築」とは、「新分野展開(新たな製品等による新たな市場への進出)」、「事業転換(主な事業の転換)」、「業種転換(主な業種の転換)」、「業態転換(製造方
法等の転換)」又は「事業再編(事業再編を通じた新分野展開、事業転換、業種転換又は業態転換)」の5つを指し、これら5つのうち、いずれかの類型に該当する事業計画を策
定することが必要。

事業者名

主たる事業
(大分類)

事業計画名

事業計画

強みや市場が異なるはずの事業者が
全く同内容の事業計画により採択されている

認定支援
機関名

千葉県を中心に居酒屋17店舗を経営する当社は、
フルーツサンド製造販売
株式会社
宿泊業,
新型コロナウイルス感染拡大により売上高が大幅に減少したことを受け、コロナ禍・アフターコロナの顧客ニーズに
事業の新規展開による
A
飲食サービス業
対応した形態のフルーツサンド販売店を新たに展開し、コロナ禍でも成長し続けられる事業の柱を構築することと
事業再構築計画
する。

税理士
法人E

赤羽に飲食店1店舗を経営する当社は、
フルーツサンド製造販売
株式会社
宿泊業,
新型コロナウイルス感染拡大により売上高が大幅に減少したことを受け、コロナ禍・アフターコロナの顧客ニーズに
事業の新規展開による
B
飲食サービス業
対応した形態のフルーツサンド販売店を新たに展開し、コロナ禍でも成長し続けられる事業の柱を構築することと
事業再構築計画
する。

税理士
法人E

都内中心に居酒屋14店舗を経営する当社は、
フルーツサンド製造販売
株式会社
宿泊業,
新型コロナウイルス感染拡大により売上高が大幅に減少したことを受け、コロナ禍・アフターコロナの顧客ニーズに
事業の新規展開による
C
飲食サービス業
対応した形態のフルーツサンド販売店を新たに展開し、コロナ禍でも成長し続けられる事業の柱を構築することと
事業再構築計画
する。

税理士
法人E

愛知県内で居酒屋、寿司屋を経営する当社は、
フルーツサンド製造販売
株式会社
宿泊業,
新型コロナウイルス感染拡大により売上高が大幅に減少したことを受け、コロナ禍・アフターコロナの顧客ニーズに
事業の新規展開による
D
飲食サービス業
対応した形態のフルーツサンド販売店を新たに展開し、コロナ禍でも成長し続けられる事業の柱を構築することと
事業再構築計画
する。

税理士
法人E

(注)同様に、「“パティシエが作った”という特徴を有するパン屋」、「コロナ禍でも好調な焼肉店」、「一般家庭向けの食卓需要を狙ったテイクアウト型から揚げ専門店」について、事業計画が同一の事業が
複数存在。
→ 事務局からは、その後「他の法人・事業者と同一又は類似内容の事業については、厳正に対応」する旨公表し、注意喚起を実施。
(出所)事業再構築補助金事務局 「採択案件一覧【事業計画の概要】」より抜粋