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参考資料3 (85 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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資料Ⅱ-7-12

次期戦闘機の開発について

○ 次期戦闘機は2035年頃の運用開始を目標としているが、世界的に無人機が戦場に実装されていることを踏まえる
と、次期戦闘機の運用開始時には、より安価で、人的損失の無い無人機の実装が一層進んでいる可能性。
○ こうした中、彼我の勢力差、将来の戦い方、パイロット・整備士を含む限られた人的資源、無人機活用のメリットな
どを見据え、具体的なスケジュール・コスト・開発の方向性について国民へ説明し、理解を得ることが必要ではないか。
※ その上で、戦闘機開発は長期間・高コストという事業特性を踏まえ、目下、どこまで行財政資源を振り分けるべきか等の議論も必要。
<戦闘機開発のコスト>

諸外国の無人機の活用状況
 中国は、攻撃型ステルス無人機とされるGJ-11を公開し、CCTVにおいて、
電子攻撃が可能な小型無人機と連携した運用コンセプトを放映
 近年の紛争では、イスラエル製・トルコ製等の無人機の運用が戦果に影響
 特に、今般のロシアによるウクライナ侵略では、安価な無人機が戦車等を破壊し、
戦局を左右するなど、無人機は近代を象徴する装備品になりつつあるとの見方
がある。

F-22(米)ステルス機

2005年より運用
量産機数: 約200機
開発費: 約2.3兆円
(約115億円/機)
量産単価: 約210億円
※製造コスト増大等を受け、製造中止
(米国では、配備機数減を検討中との報道あり)

F-35(米)ステルス機

中国建国70周年祝賀軍事パレードで展示されたGJ-11無人機と
運用コンセプト(出所:防衛白書、CCTV)

トルコ製攻撃型無人機「バイラクタル TB2」
(出所:バイカル社HP)

彼我の物理的勢力の差を踏まえつつ、「将来」にわたって航空優勢を
確保するため、新たな戦い方、それに応じた装備品の取得が求められる。

2016年より運用
量産機数: 約3200機以上
開発費: 約6.1兆円
(約18億円/機)
量産単価: 約96億円
※各国にて導入拡大中

次期戦闘機(日+米英?)

2035年頃、運用開始予定
量産機数: ?
近年の開発経費等
開発費: ?兆円
R4:858億円
(?億円/機) R3:576億円
R2:111億円
量産単価: ?億円
(出所)令和3年度財政制度等審議会資料、防衛省HP予算の概要、公刊文献等より作成。