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参考資料3 (81 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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新たな装備品・運用法導入に当たって

資料Ⅱ-7-8

○ 過去のイージス艦導入に当たっては、その目的に係る複数の選択肢を提示し、経費効率を含めた研究とその情報
公開を行うことで、国民の理解形成に尽力。
○ 特に、長期間に渡って、多額の開発・運用コストが生じかねない「次期戦闘機」やいわゆる「敵基地攻撃能力」につ
いては、限られた資源のもとでいかに優れた防衛態勢を実現するのか、被我のコスト負担のバランスはどうあるべきなの
かといった点を含めて多面的に検証し、防衛力を強化していく上で、国民に対する説明責任を果たすべきではないか。
イージス艦導入時の検討状況
【昭和61年5月】 防空体制研究会を発足
⇒ イージスシステムの導入が防空体制に最適との結論
【昭和62年12月】 国家安全保障会議にて了承
検討に際しては、対空能力の向上という目的を設定し、
① 既存護衛艦の改良型(2隻)とする場合
② 既存護衛艦(1隻)&イージス艦(1隻)の組み合わせ
③ イージス艦(2隻)とする場合
に分け、既存アセットの活用含めた「経費効率」を研究
[関連国会答弁] 昭和63年5月24日 衆議院内閣委員会
(西廣政府委員)先般、洋上防空研究ということで、護衛隊群として対
空能力をはかる際にどういう組み合わせが最も経費効率がいいだろうかと
いう研究をいたしました。その際に、例えばターター艦の改造型を入れる場
合、あるいはターター艦1隻とイージス艦を組み合わせる場合、イージス艦
2隻の場合、いろいろな組み合わせで研究したわけですが、その結果、ター
ター艦1隻とイージス艦1隻というものが費用対効果の面で最も効率
がよろしいということで考えておりますので、四群、将来的にはでき得れば
ターター艦とイージス艦の組み合わせにしたい気持ちは持っております。

いわゆる「敵基地攻撃能力」の検討を
例にした場合の示唆
 複数ケースに分けた形での費用対効果等の研究が
不可欠ではないか。(イージス艦導入時と同様の手法)
 研究に当たっては、既存アセットのみならず、今後予定
されているアセットも含めた検討が必要ではないか。

これらの検討を行った結果として、費用対効果等の観
点から、既存または今後予定されているアセットの
「調達の見直し」も行うべきではないか。
なお、検討に際しては、こうした情報をオープンにした上
で、国民的議論を行うことが必要。