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資料3-3 外国での新たな措置の報告状況 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26332.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第1回 6/22)《厚生労働省》
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外国での新たな措置の報告状況
(2021年12月1日~2022年3月31日)
No.

医薬品名(一般
名)

1

タダラフィル

2

3

4

措置概要

措置国

米国FDAは、不正なグレードのクロスポビドン(崩壊剤)が
使用されたとして、1社のタダラフィル製品が自主回収され アメリカ
たことを公表した。
後続品の米国添付文書が改訂された。主な改訂内容は以
下のとおり。
・Warnings and Precautionsの免疫(生ワクチンの使用が推
リツキシマブ(遺 奨されない旨)の項に、リウマチ患者にリツキシマブ(遺伝
伝子組換え)[後 子組換え)とメトトレキサートを併用した際の試験成績が追 アメリカ
続1]
記された。
・Warnings and Precautionsの項に、非生物学的疾患修飾
性抗リウマチ薬で効果不十分であったリウマチ患者に対す
る有効性は確立していない旨が追記された。
米国で、海外企業のtest cyopionate・アナストロゾール・
デュタステリド
デュタステリド配合剤について、滅菌性が欠如されているこ アメリカ
とから、特定のバイアルの自主回収が行われた。

ロサルタンカリウ


欧州CMDhは、以下を公表した。
ロサルタン含有医薬品におけるアジド不純物のリスクにつ
いて2021年9月、CMDhは製造販売承認取得者(MAHs)宛
てにレターを発行し、アジド不純物が製品を汚染するリスク
があるかレビューするよう求めている。しかし、最近、Ames
試験の妥当性や、それによりロサルタンのアジド不純物の
変異原性に関する不確実性を示す新たな情報が入手可能
となった。予防措置として、調査が完了するまでの間,リスク
が確認されたロサルタン含有医薬品のMAHsは、出荷する
前に全てのバッチに対して、不純物の試験を実施すること
が求められる。

令和4年6月22日
令和4年度第1回
医薬品等安全対策部会

資料3-3

措置区分

※1

本邦における措
置内容※2

回収

対応不要

その他

対応済

回収

対応不要

欧州連
合、
シンガ
回収
ポール、
カナダ、
イギリス

対応不要

シンガポールHSA、加Health Canada、英国MHRAはアジド
不純物の混入のため、一部ロサルタン含有製剤を回収する
旨を公表した。

5

欧州CMDhはPRACの勧告を踏まえ、アミトリプチリン単剤及
びその配合剤の添付文書において以下の改訂を行うことが
デュロキセチン塩 適切と判断した。
欧州連合 その他
酸塩
・Interaction with other medicinal products and other forms
of interactionの項にCYP2D6阻害作用のあるデュロキセチ
ンとの併用時には注意が必要であることを追記すること。

対応済

6

シンガポールHSAはバレニクリン製剤の複数ロットにおいて
バレニクリン酒石
シンガ
基準値を上回るニトロソアミンが検出されたため、全ロットを
酸塩
ポール
回収していることをHPに掲載した。

注目

7

欧州CMDhはPRACによる安全性定期報告(PSUR)の評価
を踏まえ、添付文書について以下の改訂を行う必要がある
と判断した。
・Posology and method of administrationの項の腎機能障害
患者における注意喚起について、腎機能障害患者では投
与量を減らす必要があるが、血液透析を受けている患者で
バルプロ酸ナトリ
は透析により除去されるため、増量の必要があること、投与
ウム
量は患者の状態を踏まえて調整する必要があることを記載
すること。
・Fertility, pregnancy and lactationの項に、子宮内曝露に
より児に他の奇形とともに眼の奇形(欠損、小眼球症を含
む)が生じる可能性が報告されており、これらの奇形は視力
に影響を及ぼす可能性があることを追記すること。

8

ゼラチン含有一
般用医薬品

イギリス、
欧州連
その他
合、
オランダ

ゼラチンのCDSが改訂され、Special Warnings and
Precautions for Use及びUndesirable Effectsに脳室へ本剤
が移動することによる水頭症発現が追記された。
また、米国添付文書が改訂されPrecautions及び
アメリカ
Undesirable Effectsに脳室へ本剤が移動することによる水
頭症発現が追記、Adverse Reactions に偽性感染/偽性膿
瘍による再手術が追記された。

1

回収

その他

注目

対応不要