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資料3-3 外国での新たな措置の報告状況 (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26332.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第1回 6/22)《厚生労働省》 |
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外国での新たな措置の報告状況
(2021年12月1日~2022年3月31日)
No.
医薬品名(一般
名)
措置概要
措置国
措置区分
※1
本邦における措
置内容※2
デソゲストレル・エ
チニルエストラジ
オール
レボノルゲストレ
274
ル・エチニルエス
トラジオール
レボノルゲストレ
ル
ニュージーランドMedsafeが発行しているPrescriber Update
の記事で、混合経口避妊薬を使用していた若い女性での
ニュー
肺塞栓症による死亡例の報告を受けて、混合経口避妊薬
ジーラン 情報提供
を服用している人に対し静脈血栓塞栓症の徴候および症
ド
状について助言するよう、処方者に再度注意喚起がなされ
た。
対応済
プレガバリン
275 レミフェンタニル
塩酸塩
PRACはレミフェンタニルの欧州添付文書の改訂を勧告し
た。改訂概要は以下のとおり。
Special warnings and precautions for use:オピオイド使用障
害、離脱症候群に関する記載を追記する。
Interaction with other medicinal products and other forms
of interaction:ガバペンチノイド(プレガバリン、ガバペンチ
ン)との併用によりオピオイドの過量投与、呼吸抑制のリスク
が増加すること、SSRI、MAO阻害剤などのセロトニン作動薬
欧州連合 その他
との併用によりセロトニン症候群のリスクが増加する可能性
があること、非選択的MAO阻害剤は本剤使用の少なくとも2
週間前に中止する必要があることが追記する。
Fertility, pregnancy and lactation:患者と新生児は過剰な
鎮静や呼吸抑制の兆候がないかモニターする必要がある
旨追記する。
Undesirable effects:離脱症候群、不整脈、咳嗽を追記す
る。
注目
海外本社が作成した1st Summary Monthly Safety Report
(報告期間:2021年12月15日~2022年1月31日)にて、過敏
症の安全性シグナルが評価され、特定されたリスクと判断さ アメリカ
れたが重要とは分類されなかった。CDSが、副作用として過
敏症を含むよう更新される。
その他
対応中
情報提供
注目
276
ニルマトレルビ
ル・リトナビル
スイスにおいて、デクスメデトミジンの医療専門家向けレ
ターが発出された。概要は以下のとおり。
・SPICE III試験は、集中治療室の重症成人患者3,904名を
対象に全死因死亡率に対してデクスメデトミジンによる鎮静
の影響を標準治療の影響と比較した無作為化臨床試験で
あり、90日全死因死亡率は、デクスメデトミジン治療群と標
準治療群との間に差はなかった。
・デクスメデトミジンは,65歳以下の年齢層で他の鎮静剤よ
り死亡リスクが高かった(オッズ比1.26; 95 %信頼区間1.02
デクスメデトミジン ~1.56)が、機序は不明である。
277
スイス
塩酸塩
・65歳以下の患者の死亡率に対する影響の不均一性が最
も顕著に現れたのは、術後ケア以外の理由で入院した患
者の深鎮静でデクスメデトミジンを早期に高用量で投与し
たケースであった。この不均一性は、APACHE II スコアの
上昇に伴い増加した。軽い鎮静のためにデクスメデトミジン
を使用した場合、死亡率への影響は認められなかった。
・若年患者において、他の鎮静剤とデクスメデトミジンに期
待される臨床的有用性とを比較検討すべきである。
・欧州添付文書のwarnings and precautionsの項 に65歳以
下の集中治療患者の死亡率に関する記載が追記された。
46
(2021年12月1日~2022年3月31日)
No.
医薬品名(一般
名)
措置概要
措置国
措置区分
※1
本邦における措
置内容※2
デソゲストレル・エ
チニルエストラジ
オール
レボノルゲストレ
274
ル・エチニルエス
トラジオール
レボノルゲストレ
ル
ニュージーランドMedsafeが発行しているPrescriber Update
の記事で、混合経口避妊薬を使用していた若い女性での
ニュー
肺塞栓症による死亡例の報告を受けて、混合経口避妊薬
ジーラン 情報提供
を服用している人に対し静脈血栓塞栓症の徴候および症
ド
状について助言するよう、処方者に再度注意喚起がなされ
た。
対応済
プレガバリン
275 レミフェンタニル
塩酸塩
PRACはレミフェンタニルの欧州添付文書の改訂を勧告し
た。改訂概要は以下のとおり。
Special warnings and precautions for use:オピオイド使用障
害、離脱症候群に関する記載を追記する。
Interaction with other medicinal products and other forms
of interaction:ガバペンチノイド(プレガバリン、ガバペンチ
ン)との併用によりオピオイドの過量投与、呼吸抑制のリスク
が増加すること、SSRI、MAO阻害剤などのセロトニン作動薬
欧州連合 その他
との併用によりセロトニン症候群のリスクが増加する可能性
があること、非選択的MAO阻害剤は本剤使用の少なくとも2
週間前に中止する必要があることが追記する。
Fertility, pregnancy and lactation:患者と新生児は過剰な
鎮静や呼吸抑制の兆候がないかモニターする必要がある
旨追記する。
Undesirable effects:離脱症候群、不整脈、咳嗽を追記す
る。
注目
海外本社が作成した1st Summary Monthly Safety Report
(報告期間:2021年12月15日~2022年1月31日)にて、過敏
症の安全性シグナルが評価され、特定されたリスクと判断さ アメリカ
れたが重要とは分類されなかった。CDSが、副作用として過
敏症を含むよう更新される。
その他
対応中
情報提供
注目
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ニルマトレルビ
ル・リトナビル
スイスにおいて、デクスメデトミジンの医療専門家向けレ
ターが発出された。概要は以下のとおり。
・SPICE III試験は、集中治療室の重症成人患者3,904名を
対象に全死因死亡率に対してデクスメデトミジンによる鎮静
の影響を標準治療の影響と比較した無作為化臨床試験で
あり、90日全死因死亡率は、デクスメデトミジン治療群と標
準治療群との間に差はなかった。
・デクスメデトミジンは,65歳以下の年齢層で他の鎮静剤よ
り死亡リスクが高かった(オッズ比1.26; 95 %信頼区間1.02
デクスメデトミジン ~1.56)が、機序は不明である。
277
スイス
塩酸塩
・65歳以下の患者の死亡率に対する影響の不均一性が最
も顕著に現れたのは、術後ケア以外の理由で入院した患
者の深鎮静でデクスメデトミジンを早期に高用量で投与し
たケースであった。この不均一性は、APACHE II スコアの
上昇に伴い増加した。軽い鎮静のためにデクスメデトミジン
を使用した場合、死亡率への影響は認められなかった。
・若年患者において、他の鎮静剤とデクスメデトミジンに期
待される臨床的有用性とを比較検討すべきである。
・欧州添付文書のwarnings and precautionsの項 に65歳以
下の集中治療患者の死亡率に関する記載が追記された。
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