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【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (32 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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〇令和5年台風第 13 号の接近に伴う大雨

千葉県

課題2:迅速かつ円滑な受援体制の構築
被害の状況や動き
○気象の概況
台風第 13 号からの暖かく湿った空気や局地的に発生した前線の影響により、
千葉県では9月8日昼前に線状降水帯が発生、記録的短時間大雨情報が11回発
表されるほどの猛烈な雨が降った。
○住家被害
・人的被害 軽傷者5人
・建物被害 全壊4棟 半壊331棟 一部損壊 142棟
床上浸水718棟 床下浸水1510棟
都道府県で講じた(講じてきた)対応
〇千葉県では、「千葉県大規模災害時応援受援計画」
(以下「受援計画」という。)を
策定しており、県内外で大規模災害が発生した場合、被災地への支援を迅速に行
うため、人的応援・受援等に係る手順等を規定している。
〇年度当初に県から県内市町村に対し、受援計画に基づく応援要請様式等をメール
にて送付・周知していたことに加え、被害が発生する可能性があったことから重
ねて受援計画に基づく応援要請様式等をメールにて送付・周知したところ、5市
4町(茂原市、勝浦市、鴨川市、いすみ市、大網白里市、睦沢町、長柄町、長南
町、大多喜町)から順次応援要請があった(被災市町村からの応援要請の内容は、
住家の被害調査や罹災証明書の交付、災害廃棄物の仮置場の設置・運営業務その
他土木・農業分野の技術的支援業務)。
〇被災市町村の応援要請に応じて、県職員については、5市4町に延べ956名を
派遣した。また、被災していない県内市町村26市8町1村(※関係資料・デー
タの表参照)については、2市2町に延べ278名を派遣した。
〇県職員間のデジタルツールを活かした連絡方法として、庁内のチャットシステム
(「Chat Luck」画像等のデータのやり取りが可能であり、また、スマートフォン
でも利用可能)を活用してグループを作成して連絡・情報共有を行った。
検証結果(効果的な取組と課題)
〇平素より県の防災部門が県内市町村と意見交換や防災訓練に参加するなどを行
っており、顔の見える関係(連絡の取りやすい体制)を構築していたことに加え
て、速やかに県職員を現地に派遣し、住家被害調査の計画作成への協力を行った
ことなどにより、比較的速やかに応援職員の要請が受援側市町村から示された。
〇一方で、応援を受け入れる市町村の体制については、必要となる資機材・執務ス
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