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【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (64 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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令和5年台風第7号

鳥取県

課題3:孤立集落対策
被害の状況や動き
〇令和5年台風第 7 号においては、台風本体の接近前からアウターバンドによる記
録的な降雨となり、8 月 15 日未明から記録的短時間大雨情報、顕著な大雨に関す
る気象情報が断続的に発表された。
○大雨特別警報が発表された 15 日夕方以降、土砂流出や道路崩落による国道、県
道の不通に伴い、最大 28 集落、1,820 人の孤立集落が発生した。
○特に鳥取市佐治町においては、隣県との県境付近で多数の孤立が発生し、その解
消には 8 月 18 日夜までの時間を要した。
○鳥取市河原町小河内においては、早期の孤立解消が困難とみられたことから、防
災ヘリにより対象住民を救助した。
都道府県で講じた(講じてきた)対応
〇気象台等との Web 会議常時接続
・気象台、県、市町村、国交省河川国道事務所、ライフライン事業者などと Web
会議の常時接続を行い、気象情報や被害情報、復旧情報、孤立等の発生状況な
どの共有を行った。
○事前の備え
・鳥取市佐治町では、大雪による孤立も発生していた地域であり、食糧の備蓄な
どがある程度準備されている地域であった。市を通じた集落の連絡手段も確保
されており、状況の確認等は比較的スムーズに行われた。
○防災ヘリによる孤立住民救助
・鳥取市河原町小河内においては、停電や道路の復旧に時間を要することが見込
まれたこと、食糧の備蓄状況などから、防災ヘリが飛行可能な状況となると同
時に孤立住民の救助を行った。(県から被災市に派遣したリエゾン職員を通じ
て詳細の調整を実施。)
検証結果(効果的な取組と課題)
〇孤立の可能性が見込まれる集落については、食糧等の備蓄などの準備を行ってお
くことが重要。
○ライフラインが途絶している場合は、早期に防災ヘリ等により住民を孤立集落外
に移送することが災害関連死などの防止に効果がある。防災ヘリが飛行できる天
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