令和５年１月24日からの大雪災害

課題

鳥取県

：災害情報の発信と共有
被害の状況や動き

［災害概況］
降雪及び視界不良のため令和 5 年 1 月 24 日 18 時 30 分に実施した鳥取道の通
行止めに伴い、並行路線である国道 373 号に多数の大型車両が流入。
同日 19 時ごろにタンクローリーが国道 373 号の側溝に嵌り動けなくなった（同
日 21 時ごろ脱出）のをきっかけに滞留が発生。
タンクローリーの脱輪は解消したものの、同路線の鳥取県智頭町旧山郷小学校
付近ですれ違い困難のため上下線ともに車両がお見合いをする形で滞留が発生
し解消の見込みがつかず３時間以上移動しない車両もある中、鳥取県として同日
22 時 50 分に災害対策本部を立上げ、また、災害救助法適用を決定した（翌日２時
頃の滞留解消の後、災害救助法適用は終了）
国道 373 号の車両滞留状況
車両滞留発生（計 87 台）
滞留時間 約 7 時間 （令和 5 年 1 月 24 日 19:00～同月 25 日 1：57）
都道府県で講じた（講じてきた）対応
○県民への情報提供
・県内での大雪が予測されたため、県記者発表、ホームページ、道路情報表示板
表示、チラシ配布、SNS 等により山陽側への広域迂回の呼びかけを発信した。ま
た、当日も鳥取県からさらに強い呼びかけを行うべく、「鳥取県からのお願い」
として県ホームページトップ画面や鳥取県提供 SNS 配信サービス『トリピーメー
ル』更に国交省と連名で記者発表を行うなど広域迂回の呼びかけや不要不急の外
出自粛等のお願いを実施した。
・県ホームページやトリピーメール等で気象情報・道路規制情報、道路路面の積
雪情報を画像提供サービス『とっとり雪みちナビ』等で適時発信した。
○関係機関との情報共有について
・県内大雪注意報が発令した時点から、常時リモート接続等により、道路管理者、警
察、危機管理担当部局、鳥取地方気象台、市町村等と情報共有を図り、連携を密
にした。
・ビジネスチャット【elgana(エルガナ)】により電線管理者（NTT 西日本・中国
電力）等と情報共有を図り、雪に伴う倒木・断線情報等に連携して迅速に対応 し
た。
52