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【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (54 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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○当日の誘導員等の配置
・鳥取道通行止めの際、並行路線の国道 373 号への流入を抑制するため、迂回路と
なる国道 53 号と当該路線との交差点に県が交通誘導員を配置することとしてい
たが、当日の鳥取道の通行規制は、降雪と視界不良により警察から通行止めの指導
を受けて急遽実施されたものであり、通行止め情報の連絡から県が誘導員の準
備・配置に要する時間が短かった為、誘導体制が不十分な時間帯があった。
鳥取自動車道通行止め時系列
令和 5 年 1 月 24 日
18:30 鳥取自動車道通行止め
(17:10 分頃に通行止めを検討したいとの連絡あり)
19:30 京橋交差点(国道 53 号と国道 373 号との交差点)に県が誘導員を配置
(国道 53 号へ大型車を誘導、国道 373 号への流入を抑制)


岡山県側からの大型車の流入の抑制を岡山県に対応依頼
(道路情報板に「鳥取方面大型車の通行困難」を表示。さらに午前0時、岡山
県において道の駅「あわくランド」に誘導員を配置し、Uターンの車両誘導を
実施した。)
検証結果(効果的な取組と課題)

効果的な取組
〇関係機関である道路管理者、警察、危機管理担当部局、鳥取地方気象台、市町
村等とは、通行規制前の大雪注意報時から、常時リモート接続等により随時情報
共有を図り、連携を密にしたことにより、早期の対応につながった。また、その
他、ビジネスチャット【elgana(エルガナ)】により電線管理者(NTT 西日本・中
国電力)等と随時情報共有を図り、雪に伴う倒木・断線情報等に対して連携し
て迅速に対応することができた。
課題
○今回事例のように、視界不良等による急遽の通行止めもあるため通行止めをする
際には、予告を含め、関係機関から早い段階で情報提供いただく必要があると感
じた。
○国道 373 号での長時間の車両滞留発生を受け、鳥取道が通行止めになった際の国
道 373 号における車両誘導について岡山県側も含めた地元市町村や関係機関で認
識の共有及び体制構築をする必要を感じた。
○県としては、今回のような視界不良等による急な通行止めに備えて交通誘導員の
配備態勢を強化する必要があると感じた。

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