よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (70 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

○県からのリエゾン派遣
・7月10日の朝から唐津市役所に県リエゾン(危機管理防災課の経験者)を
派遣し、被害情報や県への要望事項の収集を実施。
・土砂災害における現地調整所に県リエゾン(幹部職員)を派遣し、消防機関や
警察などの実動機関との調整や情報収集を実施。
検証結果(効果的な取組と課題)
【効果的な取組】
○専門家による助言
・今回の活動においては、県の技術職員及び民間の専門家の方が、再度の土砂崩
れのおそれや土砂撤去の技術、家屋倒壊の危険性など、二次災害防止のアドバイ
スを行い、活動を計画する指揮本部で活用された。
○災害支援CSO(Civil Society Organization:市民社会組織)との連携
・土砂災害での行方不明者の捜索現場への救助犬の派遣や、重機を使用した民
有地からの土砂撤去、土砂災害で使用できなくなった農地の復旧など多くの場
面で、専門的な災害支援のNPOなどのCSOに活躍いただいた。
【課題】
○住民避難
・市町が避難指示を発令しても、住民が実際の避難行動につなげることの難し
さを再認識した。

検証結果を踏まえた方向性(対策)
〇知事と市長・町長の意見交換
・知事と県内 20 市町の首長が集まる会合において、どのようにすれば住民の方に
実際の避難行動につなげてもらえるかについて議論を行った。
○防災トップセミナーの開催
・過去に大規模な災害を経験した他県自治体の首長から、「土砂災害への備えと
教訓」というテーマで講演いただき、参加者全員で意見交換を行った。
他の主体に期待する役割(国等への要望事項)
〇気象予報の精度向上と線状降水帯の予測
気象情報は災害対応の根幹となる情報であるため、予報精度の更なる向上をお願
いしたい。また、気象庁におかれては、線状降水帯の予測の向上に努められている
ことは承知しているが、線状降水帯による大雨で大きな被害が発生するため、市町
単位のレベルで線状降水帯が発生する半日前には予測が出るようにお願いしたい。

69