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【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (74 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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方不明者の早期発見につなげた。
○救援物資配送では、孤立世帯に対して必要な物資を供給するとともに、安心感を
与えることができた(孤立住民から後日「ありたがたかった」「その日に救出され
なくても、どうにかつなぐことができると思った」とのコメントあり)。
なお、地上からでは約2時間かかるところを3分で届けることができた。
○孤立住民に安心感を与えるため、コミュニケーション機能(スピーカー、マイク
等)が付いたドローンの利用が有効と認識した。
○ 今回は視界良好かつ短距離での物資配送だったため、ドローンの電波は Wi-Fi
(2.4GHz 帯)を利用したが、山間部では、山越えなどそういった環境でないこと
も想定されるため、様々な環境に適した電波帯(携帯電話回線等)を利用するド
ローンの準備が求められる。
(国土強靱化の推進)
〇 九州北部豪雨を契機に改良復旧を行った河川では、浸水被害が低減する等、そ
の効果が着実に現れている。例えば、河道の拡幅などに加えて、洪水を一時的に
流す捷水路を整備したことで、浸水被害が大幅に減少した。
○ 一方、令和2年7月豪雨で被災した河川の改良復旧は、まだまだ整備途上にあ
り、その対策が必要。

検証結果を踏まえた方向性(対策)
(ドローン関連)
○県内にスピーカー付きドローン(双方向会話)を開発している事業者がいるた
め、実災害で活用できるように訓練を実施する。
○県内に携帯電話回線の利用可能なドローンを所有する事業者がいないため、所有
及び実装に向けた訓練(実証)を後押しするとともに、県外でドローン物流を実
装している事業者との連携を検討する。
(国土強靱化の推進)
○近年の気候変動の影響による、激甚化、頻発化する豪雨災害に対して、改良復旧
等の対策に加え、あらゆる関係者が協働して取組む流域治水を着実に進める。
他の主体に期待する役割(国等への要望事項)
(ドローン関連)
〇 現在ドローンの電波は、Wi-Fi(2.4GHz 帯)又は携帯電話回線が活用されてい
るが、Wi-Fi(2.4GHz)回線は回り込みや距離で限界があること、また携帯電話回
線は災害時に基地局の倒壊等で利用できない可能性がある。災害時でも活用可能
な電波帯がドローンに提供されると、更なる活用が進むと思われる。
(行政の指揮下で災害時に運用する機体に限定した電波提供の案)

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