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【報告(2)資料2】令和5年災害検証報告書(令和6年能登半島地震の対応含む).pdf (73 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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令和5年梅雨前線による大雨災害

大分県

課題:ソフト・ハードの両輪での防災対策
(ドローンを活用した災害対応と国土強靱化)
被害の状況や動き
○ 6月30日から7月1日にかけて局地的に猛烈な雨が降り、由布市湯布院では
24時間雨量が385ミリとなり、7月の観測史上最大を記録。
○7月10日には、県北部と西部に線状降水帯が発生。日田市、中津市に大雨特別
警報が発表。
○ これらの大雨により、人的被害は由布市で1名、中津市で1名の計2名発生。
○ 住家被害は中津市や日田市、宇佐市等で計260件発生(全壊13、半壊21)
○ そのほか、土木施設や農林水産施設を中心に多数の被害が発生。
都道府県で講じた(講じてきた)対応
(救出・救助)
○6月30日から7月1日にかけての大雨により、由布市湯布院町川西で地すべり
が発生。住宅が流され、1人が行方不明となった。県警、消防等が捜索し、7月
11日に遺体を発見した。
○7月10日の大雨では日田市で複数の集落が孤立したため、県防災ヘリで食料や
通信機器を届けたほか、自力で避難できない4人を救出した。
(ドローンによる緊急被災状況調査及び救援物資配送)
○県と大分県ドローン協議会との間で令和5年3月9日に締結した「災害時におけ
るドローンによる緊急被災状況調査に関する協定」に基づき、県内8箇所で調査
(有償)を行い、市町村や警察、消防などに即時に被災箇所の動画を共有した。
○由布市湯布院町川西地区で発生した孤立世帯に対して、全国で初めて発災直後の
救援物資(食料、飲料水、無線機)配送を実施した。
(国土強靱化の推進)
○平成24・29年の九州北部豪雨、令和2年7月豪雨など度重なる豪雨災害 を
踏まえ、国の5か年加速化対策を積極的に活用しながら、河川の改良復旧等の治
水対策や砂防ダムの整備等の土砂災害対策を重点的に推進している。
検証結果(効果的な取組と課題)
(ドローンによる緊急被災状況調査、捜索活動、救援物資配送)
○ ドローン映像により、被災地の全容を迅速かつ詳細に把握することができた。
また、ドローン映像を関係機関で早期に情報共有し、2次災害の危険度判定や
道路の啓開作業等をスムーズに実施することができた。
○ 捜索活動においては、大分大学がドローン映像を解析して捜索範囲を絞り、行
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