【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2023 (124 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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1. 大曲貴夫ら.“厚生労働科学研究費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)平成 28 年度分担研究報告書
医療機関等における薬剤耐性菌の感染制御に関する研究(H28-新興行-一般-003)国民の薬剤耐性に関する意識について
の研究”.2017
2. 大曲貴夫ら.“厚生労働科学研究費補助金(疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究)平成 29
年度分担研究報告書 AMR アクションプランの実行に関する研究(H29-新興行政-指定-005)一般市民の AMR に関する
意識調査の 1 年経過後の追跡調査”.2019
3. 大曲貴夫ら.“厚生労働科学研究費補助金(疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究)平成 29
年度分担研究報告書 AMR アクションプランの実行に関する研究(H29-新興行政-指定-005)AMR 対策の教育啓発に関
する研究”.2020
② 20-30 歳代の抗菌薬の捉え方・受療行動に関する調査
匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)に基づいたサーベイランスでは、どの年代も男性
よりも女性の方が抗菌薬の使用量(DID)が多く、特に 20-39 歳の女性の使用量が多くなっている。
この理由を探るため、20-29 歳、30-39 歳男女別に各 1,000 例、合計4,000 例を対象とし、抗菌薬の
捉え方や受療行動に関するインターネット調査を 2021 年2月に実施した。この 1 年間に病院やクリ
ニック(歯科を含む)を6回以上受診したと回答したのは、男性 22.6%、女性 36.1%であり、女性の
方が受診回数が多かった。受診時に抗菌薬を処方されたと回答したのは、男性 38.6%、女性 38.4%で
あった。抗菌薬を処方された理由がかぜと回答したのは男性 40.2%、女性 24.3%であった。病院やク
リニックで抗菌薬の処方を希望したことがあるのは男性 22.2%、女性 18.3%であった。かぜをひいた
時にすぐに受診するのは男性 11.6%、女性 8.4%、体調が悪い時はがまんせずに薬を飲んだ方がよい
と思うのは、男性 31.2%、女性 39.8%であった。調査結果からは、1回あたりの受診で抗菌薬を処方
される割合に男女差はなく、受診回数の違いが抗菌薬の使用量の男女差の原因と考えられた。効果的
な抗菌薬適正使用推進活動を推進するには、感染症や抗菌薬に対する意識や態度、受療行動も考慮し
て具体的なメッセージを検討する必要がある。
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