表 30

Neisseria gonorrhoeae の耐性率（%）
2015 年

2016 年

2017 年

2018 年

2019 年

2020 年

2021 年

2022 年

（618 株）

（675 株）

（982 株）

（1167 株）

（1023 株）

（825 株）

（698 株）

（950 株）

CTRX

6.2

4.3

4.3

3.5

5.4

2.7

0.7

1.9

SPCM

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

AZM

13.0

33.5

42.6

43.9

40.1

40.2

11.6

18.4

PCG*

38.4（96.6）

36.3（96.9）

37.8（99.0）

31.7（82.5）

35.8（88.5）

37.1（98.9）

23.5（92.7）

22.3（98.7）

CFIX

36.2

43.2

31.0

28.4

33.4

33.1

21.9

25.9

CPFX

79.5

78.0

75.8

66.9

64.6

71.2

75.6

83.4

感受性・耐性判定は、EUCAST（参考資料８）の基準を用いた。
*括弧内の数字は、耐性と中間耐性の率の和。
EUCAST による耐性判定基準は、次の通り。CTRX（＞0.125 µg/ｍL）、SPCM（＞64 µg/ｍL）、AZM（＞0.5 µg/ｍL）、
PCG（＞1 µg/ｍL）、CFIX（＞0.125 µg/ｍL）、CPFX（＞0.06 µg/ｍL）

ⅳ. Salmonella Typhi, Salmonella Paratyphi A, Shigella spp.
データ元：国立感染症研究所
2015～2022 年に分離された Salmonella Typhi（チフス菌）（14～46 株［新型コロナウイルス感染
症流行の影響を大きく受けたと推定される 2021 年を除く。以下、パラチフス A 菌及び赤痢菌につい
ても同様。］）の薬剤感受性試験の結果、シプロフロキサシン（CPFX）非感受性株の割合は 60.7～
83.9%であり、CPFX 高度耐性（MIC≧4 µg/mL）株の割合は 5.9～42.9%であった。またこの期間に
おいて、アンピシリン（ABPC）、クロラムフェニコール（CP）、スルファメトキサゾール・トリメ
トプリム（ST）合剤に耐性を示す多剤耐性チフス菌が 17 株、セフォタキシム（CTX）耐性チフス菌
が 5 株分離された。
一方、2015～2022 年に分離された Salmonella Paratyphi A（パラチフス A 菌）（5～30 株）の薬
剤感受性試験の結果、CPFX 非感受性株の割合は 76.9～100.0%であった。パラチフス A 菌では CPFX
高度耐性株及び CTX 耐性株は分離されなかった。
2015～2022 年に分離された Shigella spp.（赤痢菌）（14～156 株）の薬剤感受性試験の結果、ST
合剤への耐性率は 71.4～91.9%、CPFX への耐性率は 7.1～45.7%、CTX への耐性率は 0.0～27.0%で
あった。
表 31

Salmonella Typhi の耐性率（%）
2015 年

2016 年

2017 年

2018 年

2019 年

2020 年

2021 年

2022 年

(32 株)

(46 株)

(31 株)

(34 株)

(28 株)

(20 株)

(3 株)

(14 株)

ABPC

5.7

2.2

12.9

2.9

10.7

20.0

0.0

14.3

CP

5.7

2.2

12.9

5.9

10.7

25.0

0.0

14.3

ST

5.7

2.2

12.9

5.9

10.7

25.0

0.0

21.4

NA

68.8

63.0

83.9

61.7

57.1

55.0

66.7

57.1

CPFX

68.8 (12.5*)

63.0 (23.9*)

83.9 (16.1*)

61.7 (5.9*)

60.7 (10.7*)

65.0 (25.0*)

100.0 (0.0*)

64.3 (42.9)

CTX

0.0

0.0

0.0

2.9

3.6

15.0

0.0

0.0

*フルオロキノロン高度耐性。

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