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【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2023 (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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ⅲ. Escherichia coli
2012 年から 2018 年に 12 薬剤、2019 年から 2021 年に 13 薬剤を対象に調査を行った。2021 年
は、牛、豚及び鶏由来株では ABPC、SM 及び TC、豚由来株ではクロラムフェニコール(CP)及び
ST、鶏由来株では NA に対して 50%を超える耐性が認められた。また、13 薬剤中 7 薬剤に対して豚
由来株で牛及び鶏由来株に比べ高い耐性率が認められた。ヒトの医療で重要な CTX、CPFX 及び CL
に対する耐性率は、それぞれ 8.0~13.9%、21.6~31.7%及び 0.0~23.9%であり、MEPM に対する耐
性率は 0.0%であった。なお、2016 年から、CEZ 及び CL、2019 年から CPFX について CLSI で変更
後の BP を用いている点に留意する必要がある。CL については、2018 年に飼料添加物としての指定
を取り消し、使用を禁止したほか、動物用医薬品としては第二次選択薬に位置付け、その使用を制限
している。CL に対する耐性率は、2017 年で豚由来株で 50%以上を示したが、2021 年の耐性率は
23.9%と減少しており、引き続きこれらのリスク管理措置の強化による今後の耐性率の動向を確認し
ていく必要がある。

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