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【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2023 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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表 29

ヒト及び食品から検出される S. Infantis、S. Schwarzengrund、S. Manhattan の

耐性率(2015-2022)(%)
Infantis
ヒト (n=200) 食品 (n=206)
ABPC

2.5

11.2

Schwarzengrund

Manhattan

ヒト (n=125) 食品(n=543)

ヒト (n=52) 食品 (n=79)

2.4

4.2

1.9

12.7
0.0

GM

0.0

0.5

0.0

0.0

0.0

KM

13.0

40.3

63.2

78.1

0.0

0.0

SM

29.0

74.3

65.6

79.2

90.4

96.2

TC

36.0

78.6

65.6

86.4

88.5

79.7

ST

10.5

22.3

24.0

28.5

0.0

5.1

CP

2.0

2.4

2.4

7.6

0.0

0.0

CTX

1.5

5.8

2.4

0.6

0.0

8.9

CAZ

0.5

4.9

1.6

0.2

0.0

8.9

CFX

1.0

7.8

0.0

0.4

0.0

1.3

FOM

0.5

0.0

0.0

0.4

0.0

0.0

NA

6.5

6.3

14.4

20.8

7.7

15.2

CPFX

0.0

0.0

0.0

0.2

0.0

1.3

NFLX

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

AMK

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

IPM

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

MEPM

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

ⅲ. Neisseria gonorrhoeae
データ元:国立感染症研究所
2015 年~2022 年に分離された淋菌(それぞれ 618 株、675 株、982 株、1,167 株、1,023 株、825
株、698 株、950 株)の薬剤感受性試験(EUCAST の判定基準に基づく;表 30 参照)の結果、セフ
トリアキソン(CTRX)耐性率は 2015 年以降、6.2%、4.3%、4.3%、3.5%、5.4%、2.7%、0.7%、
1.9%であった。CLSI の基準でも耐性を判定される MIC 0.5 µg/mL 以上の株については 2015 年以降
0.6%、0.4%、0.5%、0.3%、0.4%、0%、0%、0.1%であった。スペクチノマイシン(SPCM)耐性株
は存在しなかった。一方で、アジスロマイシン(AZM)耐性率は 2015 年では 13.0%であったものが、
2016 年以降 2020 年までは 33%~43.9%の間で推移し、2021 年、2022 年では 11.6%、18.4%であっ
た。
CLSI では耐性基準が設定されていないが、23S rRNA 遺伝子変異株の AZM MIC の分布から 2
µg/mL 以上を示す株を非野生型と称している。参考値ながらも耐性率を調べたところ(参考資料
(8)参照)、2015~2022 年ではそれぞれ 3.2%、4.0%、4.0%、6.3%、7.5%、7.0%、6.7%、9.8%の
株が2µg/mL 以上を示し、増加傾向を示した。また、国内の臨床評価からは AZM MIC1µg/mL 以上
を示す株は耐性とすることが妥当と考えられることから、その基準(R:≧1µg/mL)を採用した場
合の耐性率は、2015~2022 年ではそれぞれ、11.0%、9.3%、11.2%、15.9%、14.9%、14.3%、11.5%、
18.2%が耐性と評価された。他の 3 剤に関しては、セフィキシム(CFIX)耐性株が約 20~40%、
CPFX 耐性株が約 60~80%を占めていた。ベンジルペニシリン(PCG)に対しては 80%以上が治療
効果を望めない株であった。

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