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【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2023 (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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ⅱ. Enterococcus spp.

Enterococcus spp.では犬猫ともに E. faecalis が最も多かった。その他に E. faecium、E. gallinarum、
E. durans、E. hirae、E. avium 及び E. casseliflavus が収集された。2022 年に収集された犬及び猫由
来株ではこれまでと同様 TC の耐性率が最も高く、次いで EM で、その他の薬剤に対する耐性率は全
て 20%未満であった。ヒトの医療で重要な抗菌剤 CPFX の耐性率は、犬及び猫由来株で 15.8 及び
8.6%であり、VCM に対する耐性率はいずれも 0.0%であった。
表 69

健康な犬及び猫由来の Enterococcus spp.の耐性率(%)

薬剤*

BP

ABPC

16†

GM

32§

TC

16†

CP

32†

EM

8†

CPFX

4†

VCM

32†

検査株数(n)

動物種

2018 年

2019 年

2020 年

2021 年

2022 年



6.9

1.9

5.4

0.0

2.9



2.2

3.4

1.3

1.2

3.4



12.4

7.0

14.0

10.2

9.9



11.1

15.7

22.1

11.9

6.9



55.9

41.8

43.4

47.7

45.6



48.9

61.8

44.2

58.3

47.4



15.9

10.1

10.1

11.7

11.1



11.1

14.6

14.3

15.5

6.0



32.4

23.4

27.9

23.4

28.1



34.4

34.8

32.5

38.1

29.3



13.8

5.7

10.1

5.5

15.8



14.4

13.5

10.4

4.8

8.6



0.0

0.0

0.0

0.0

0.0



0.0

0.0

0.0

0.0

0.0



145

158

129

128

171



90

89

77

84

116

BP の単位は µg/mL。
*AZM についても調査対象としているが、BP が設定できないため、耐性率は掲載していない。


CLSI に規定された BP。

§

GM は EUCAST でも設定されていないことから JVARM の値(平成 14 年度に得られた二峰性を示す MIC 分布の中間点)を
用いた。

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