【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2023 (140 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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健康及び疾病にり患した犬・猫由来の薬剤耐性モニタリング体制
検体からの菌分離はいずれも菌種選択用培地を用いて実施し、1病院あたり 1 菌種 1 株とした。収
集した菌株については検査受託機関において CLSI に準拠した微量液体希釈法により MIC を測定した。
調査対象の抗菌性物質は、家畜の調査で対象としている薬剤に愛玩動物の臨床現場で使用される薬剤
を勘案して菌種毎に選定した。
なお、菌株の分離・同定及び薬剤感受性試験に関しては、動物医薬品検査所で毎年実施している家
畜保健衛生所の職員に対する研修や、受託検査機関に対する精度管理に関する確認等により、標準化
を図るとともに、サンプルの由来、採材日等の調査を併せて実施している。また、JVARM で収集し
た分離株については動物医薬品検査所で保存を行うとともに、薬剤耐性株の分子疫学的調査のために、
遺伝学的性状の解析、薬剤耐性機構の解明等を行っている。また、抗菌性飼料添加物については、
FAMIC で分析等を実施している。JVARM で得られた成績は、毎年、動物医薬品検査所のホームペー
ジに公表されるとともに、食品安全委員会におけるリスク評価への活用やリスク管理を講じるための
科学的知見として利用されている。
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