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【資料No.1】★審査報告書 (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26901.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第3回 7/20)、医薬品第二部会(令和4年度第6回 7/20)(合同開催)《厚生労働省》 |
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表 16 本薬の 14C 標識体(2 mg/kg)を単回経口投与したときの血漿、尿、糞及び胆汁中の代謝物プロファイル
測定試料
胆管
動物種
性別
カニュレーション
血漿
尿
糞
胆汁
未施行
雄
未変化体、M4、M6
未変化体、M1、M4、
M8、M10、M13、
M14、M15、M17
未変化体、M1、M4、
M8、M20
施行
雄
-
-
-
未施行
雌
未変化体、M6
未施行
雄
未変化体、M4、M6
-
未変化体、M1、M4、
M5、M8、M10
-
未変化体、M1、M3、
M4
施行
雄
-
-
-
ラット
ウサギ
サル
-
未変化体、M1、M2、
M4、M8、M15、M16、
M17、M18、M19、M20
-
-
未変化体、M2、M3、
M4、M9、M11、M12
-:未検討
排泄
4.4
4.4.1
尿、糞及び胆汁中排泄(CTD 4.2.2.2-01~02)
胆管カニュレーション施行又は未施行のラット及びサルに本薬の 14C 標識体(2 mg/kg)を単回経口投
与したときの尿、糞及び胆汁中への排泄率が検討され、結果は以下のとおりであった。
胆管カニュレーション未施行ラット(雄 4 例)における投与放射能に対する投与 168 時間後までの
尿、糞及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 2.9%、94.1%及び 0.5%であった。
胆管カニュレーション施行ラット(雄 4 例)における投与放射能に対する投与 72 時間後までの尿、
糞、胆汁及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 3.8%、33.6%、60.1%及び 0.3%
であった。
胆管カニュレーション未施行サル(雄 3 例)における投与放射能に対する投与 168 時間後までの尿、
糞及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 11.2%、84.9%及び 1.5%であった。
胆管カニュレーション施行サル(雄 2 例)における投与放射能に対する投与 72 時間後までの尿、
糞、胆汁及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 14.4%、27.2%、57.5%及び 1.6%
であった。
4.4.2
乳汁中排泄(CTD 4.2.2.5-01)
ラット(分娩後 11 日目)(5 例)に本薬の 14C 標識体(2 mg/kg)を単回経口投与したときの投与 48
時間後までの乳汁中排泄が検討された。乳汁中放射能濃度は投与 4 時間後に最高値(1.75±0.25 µg Eq/mL、
血漿中放射能濃度の 1.25±0.21 倍)を示し、その後、経時的に低下した(母体の血漿及び乳汁中の放射
能の t1/2:5.71±0.84 時間及び 5.95±0.68 時間)。
4.5
4.5.1
薬物動態学的相互作用
薬物代謝酵素の阻害作用(CTD 5.3.2.2-04~05)
ヒト肝ミクロソームを用いて、各 CYP 分子種(CYP1A2、2B6、2C8、2C9、2C19、2D6 及び 3A4/5)
の基質の代謝活性27)に対する本薬の阻害作用が以下のとおり検討された。
27)
検討に用いられた基質(濃度)は以下のとおり。
CYP1A2:Phenacetin(90 µmol/L)、CYP2B6:エファビレンツ(5 µmol/L)、CYP2C8:Amodiaquine(2 µmol/L)、CYP2C9:ジクロ
フェナク(12 µmol/L)、CYP2C19:S-Mephenytoin(60 µmol/L)、CYP2D6:デキストロメトルファン(10 µmol/L)、CYP3A:テス
トステロン(60 µmol/L)及びミダゾラム(3 µmol/L)
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ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書
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測定試料
胆管
動物種
性別
カニュレーション
血漿
尿
糞
胆汁
未施行
雄
未変化体、M4、M6
未変化体、M1、M4、
M8、M10、M13、
M14、M15、M17
未変化体、M1、M4、
M8、M20
施行
雄
-
-
-
未施行
雌
未変化体、M6
未施行
雄
未変化体、M4、M6
-
未変化体、M1、M4、
M5、M8、M10
-
未変化体、M1、M3、
M4
施行
雄
-
-
-
ラット
ウサギ
サル
-
未変化体、M1、M2、
M4、M8、M15、M16、
M17、M18、M19、M20
-
-
未変化体、M2、M3、
M4、M9、M11、M12
-:未検討
排泄
4.4
4.4.1
尿、糞及び胆汁中排泄(CTD 4.2.2.2-01~02)
胆管カニュレーション施行又は未施行のラット及びサルに本薬の 14C 標識体(2 mg/kg)を単回経口投
与したときの尿、糞及び胆汁中への排泄率が検討され、結果は以下のとおりであった。
胆管カニュレーション未施行ラット(雄 4 例)における投与放射能に対する投与 168 時間後までの
尿、糞及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 2.9%、94.1%及び 0.5%であった。
胆管カニュレーション施行ラット(雄 4 例)における投与放射能に対する投与 72 時間後までの尿、
糞、胆汁及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 3.8%、33.6%、60.1%及び 0.3%
であった。
胆管カニュレーション未施行サル(雄 3 例)における投与放射能に対する投与 168 時間後までの尿、
糞及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 11.2%、84.9%及び 1.5%であった。
胆管カニュレーション施行サル(雄 2 例)における投与放射能に対する投与 72 時間後までの尿、
糞、胆汁及びケージ洗浄液中の放射能の割合(平均値)は、それぞれ 14.4%、27.2%、57.5%及び 1.6%
であった。
4.4.2
乳汁中排泄(CTD 4.2.2.5-01)
ラット(分娩後 11 日目)(5 例)に本薬の 14C 標識体(2 mg/kg)を単回経口投与したときの投与 48
時間後までの乳汁中排泄が検討された。乳汁中放射能濃度は投与 4 時間後に最高値(1.75±0.25 µg Eq/mL、
血漿中放射能濃度の 1.25±0.21 倍)を示し、その後、経時的に低下した(母体の血漿及び乳汁中の放射
能の t1/2:5.71±0.84 時間及び 5.95±0.68 時間)。
4.5
4.5.1
薬物動態学的相互作用
薬物代謝酵素の阻害作用(CTD 5.3.2.2-04~05)
ヒト肝ミクロソームを用いて、各 CYP 分子種(CYP1A2、2B6、2C8、2C9、2C19、2D6 及び 3A4/5)
の基質の代謝活性27)に対する本薬の阻害作用が以下のとおり検討された。
27)
検討に用いられた基質(濃度)は以下のとおり。
CYP1A2:Phenacetin(90 µmol/L)、CYP2B6:エファビレンツ(5 µmol/L)、CYP2C8:Amodiaquine(2 µmol/L)、CYP2C9:ジクロ
フェナク(12 µmol/L)、CYP2C19:S-Mephenytoin(60 µmol/L)、CYP2D6:デキストロメトルファン(10 µmol/L)、CYP3A:テス
トステロン(60 µmol/L)及びミダゾラム(3 µmol/L)
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ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書
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