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【資料No.1】★審査報告書 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第3回 7/20)、医薬品第二部会(令和4年度第6回 7/20)(合同開催)《厚生労働省》
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例)、人種(アジア人:435 例、白人:8 例)]から得られた 3663 点の本薬の血漿中濃度データを用い
て PPK 解析(使用ソフトウェア:NONMEM version 7.4 以上)が実施された38)。
本解析では、本薬の Ka に対して食事の影響(空腹時投与又は食後投与)及び製剤の影響(懸濁剤又は
錠剤)が、相対的 BA(F1)に対して食事の影響(空腹時投与又は食後投与)、製剤の影響(懸濁剤又は
錠剤)及び健康状態(健康被験者又は SARS-CoV-2 感染者)が、CL/F に対して体重、BMI、年齢、性別、
人種(アジア人又は白人)、AST、ALT、アルブミン、総ビリルビン、CrCL39)、Scr、eGFR40)、体表面
積未補正 eGFR 及び健康状態(健康被験者又は SARS-CoV-2 感染者)が、Vc/F に対して体重、BMI、年
齢、性別、人種(アジア人又は白人)、アルブミン及び健康状態(健康被験者又は SARS-CoV-2 感染者)
が、それぞれ共変量として検討された。
その結果、最終モデルは、個体間変動に指数誤差モデル、個体内変動に比例誤差モデルを用いた、1 次
吸収過程を伴う 2-コンパートメントモデルで記述され、CL/F に対して体重及び健康状態(健康成人又は
SARS-CoV-2 感染者)が、Vc/F に対して体重が、Ka に対して食事の影響(空腹時投与又は食後投与)及
び製剤の影響(懸濁剤又は錠剤)が、それぞれ共変量として選択された。
最終モデルを用いて、当該共変量が本薬の PK パラメータ(CL/F、Vc/F 及び Ka)に与える影響を推定
した結果は、図 2 のとおりであった。

PPK 解析の対象とされた被験者の各背景項目(中央値[範囲])は、以下のとおり。
体重:63.0[35.0, 115.0]kg、BMI:22.0[14.2, 37.3]kg/m2、年齢:32[12, 69]歳、AST:21[12, 215]U/L、ALT:19[5, 287]U/L、
アルブミン:4.5[3.2, 5.5]g/dL、総ビリルビン:0.5[0.1, 1.8]mg/dL、CrCL:118.0[50.3, 322.3]mL/min、Scr:0.76[0.37, 1.26]mg/dL、
eGFR:90.5[49.9, 156.8]mL/min/1.73 m2、体表面積未補正 eGFR:87.4[47.9, 184.6]mL/min
39)
以下の式を用いて算出された。
CrCL(mL/min)=(体重)×(140-年齢)/(72×Scr)×(0.85(女性の場合))
40)
以下の式を用いて算出された。
アジア人:eGFR(mL/min/1.73 m2)=194×(年齢)-0.287×(Scr)-1.094×(0.739(女性の場合))
非アジア人:eGFR(mL/min/1.73 m2)=175×(年齢)-0.203×(Scr)-1.154×(0.742(女性の場合))×(1.212(アフリカ系アメリカ
人の場合))
38)

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ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書

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