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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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3 回目のワクチン接種で目立った局所の腫脹はなかった。

当日、けいれんが 2 時間持続し、救急科に搬送された。

病院到着時、DIC(播種性血管内凝固)および腎障害が認められ、入院後に症状は多臓
器不全へ進展した。

病態の focus としては中枢神経の障害が最も疑われた。

2022/09/26、剖検が行われた。正式な結果は未作成だが、肝腎のショックの所見で、脳幹
まで及ぶ高度な脳浮腫を認めた。

死亡診断書:

1、多臓器不全

2、敗血症

3、急性脳症

患者の病歴および現在わかっている検査結果などに基づき、ワクチン接種以外の他の原因
は不明である。

現在、剖検の検体を使い病原体検査、遺伝子検査、代謝系の検査を広く行っている。結果
がいつ出るかは、この時点では不明である。

患者の来院前後の経過(医療記録による):

前の病院で複数の抗痙攣薬を投与され 2 時間後に鎮痙に至った。報告病院の医師接触時の
患者の収縮期血圧は 80 台、搬送中の血圧低下が記録されていた。一時的な改善は外液負荷
とノルアドレナリンで見られたが、経過中再度低血圧ショックが起こった。播種性血管内
凝固、急性腎不全、横紋筋融解症、多臓器不全が進行した。

過去の病歴:

熱性痙攣 13 回(すべて有熱時、もしくは痙攣時無熱であるがその後すぐ発熱。単純型。)

家族歴:父/兄は、熱性痙攣 1 回。(これは、電話聴取から修正された情報である。)

最新の発現は 2021/10/29 であった。

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