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新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する手引き (13.1 版) (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001025484.pdf
出典情報 新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する手引き (13.1 版)(12/9)《厚生労働省》
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新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎(以下「心筋炎等」という。
)に関し
て、次のことが報告されている。
・ファイザー社とモデルナ社の従来ワクチン接種後に、ごくまれに、心筋炎等を発症し
た副反応疑い事例が報告されている。特に 10 代及び 20 代の男性(以下「若年男性」
という。
)の2回目接種後4日程度の間に多い傾向があり、3回目接種後の心筋炎疑
い報告は、ファイザー社、モデルナ社の従来ワクチンはともに、1、2回目接種時に
比べて頻度が低い傾向にある。
・若年男性では、1、2回目接種でも3回目接種でも、ファイザー社の従来ワクチンに
比べて、モデルナ社の従来ワクチン接種後の心筋炎等疑い報告の頻度が高い傾向がみ
られる。
このため、モデルナ社の従来ワクチンの接種予約をした若年男性に対しては、本人の
希望により当該ワクチンの接種が可能であるが、本人が希望した場合には、ファイザー
社の従来ワクチンの接種が可能な限り行えるよう対応すること。また、ホームページ等
を通じて、若年男性についてはファイザー社の従来ワクチンの接種も選択できる旨を周
知するとともに、若年男性に係る問合せに対しては、情報提供資材を適宜活用し、丁寧
に説明を行うこと。

新型コロナワクチンの初回接種については、原則として同一の者には、同一のワクチン
を使用することとしているが、被接種者に対し1回目及び2回目に同一の新型コロナウ
イルスワクチンを接種することが困難である場合については、1回目に接種した新型コ
ロナワクチンと異なる新型コロナワクチンを2回目に接種すること(以下「交互接種」と
いう。
)ができる。
そのため、やむを得ず交互接種を受ける者に対して、適切に接種機会を提供できるよう
予約対応やコールセンターでの対応等に留意すること。特に、若年男性がモデルナ社の従
来ワクチンによって1回目の接種を終えている場合には、(11)も踏まえ、本人の希望
により、ファイザー社の従来ワクチンの接種も可能となるよう、適切に対応すること。そ
の際、1回目の接種から 27 日以上の間隔をあける必要があることに留意すること。
なお、12 歳以上の者に対する追加接種については、初回接種で使用したワクチンの種
類にかかわらず、第1期追加接種においては、12 歳以上用ファイザー社ワクチン又はモ
デルナ社の従来ワクチンを、第2期追加接種においては、12 歳以上用ファイザー社ワク
チン又はモデルナ社の従来ワクチンを、令和4年秋開始接種においては、ファイザー社又
はモデルナ社の2価ワクチン若しくは武田社ワクチン(ノババックス)を使用することと
している。

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