新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する手引き (13.1 版) (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/content/001025484.pdf |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する手引き (13.1 版)(12/9)《厚生労働省》 |
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完了すること。保冷ボックスを使用して移送を行った場合、サテライト型接種施設
等で残り全てのワクチンを-75℃対応冷凍庫に格納した後、保冷ボックスを速やか
に基本型接種施設に返送すること。
配送に使われた保冷ボックスを用いる場合、基本型接種施設においては、取り出し
たワクチンを-75℃対応冷凍庫の温度に耐えられるような素材のトレイ等の容器
で保管することが考えられる。また、基本型接種施設からの移送に当たっては、バ
イアル箱の中に隙間ができるため、バイアルが転がって破損しないように、できる
限りバイアルが転がらないようスペースに緩衝材を詰める等の対応が考えられる。
ファイザー社ワクチンをシリンジに充填して移送する場合の留意点
在宅療養患者等に対して巡回接種を行う場合は、ファイザー社ワクチン(12 歳以
上用、乳幼児用及び5~11 歳用については希釈したのもの。
)をシリンジに充填した
状態で移送することを可能としているが、以下の点に留意すること44。
シリンジの充填作業は 1 か所で行うこと。
ワクチンを充填したシリンジは、添付文書の記載に従い、2~30℃で管理し、揺ら
さないよう慎重に取り扱うとともに、直射日光及び紫外線が当たらないようにす
ること。
12 歳以上用ファイザー社ワクチンについては、希釈後6時間以内に使用すること。
乳幼児用及び5~11 歳用ファイザー社ワクチンについては、希釈後 12 時間以内に
使用すること。
ファイザー社の2価ワクチンについては、穿刺後 12 時間以内に使用すること。
シリンジに充填した状態のワクチンを他施設へ融通しないこと。
その他
冷蔵での移送に使用する保冷バッグ等(保冷バッグ、保冷剤、蓄熱材、バイアルホ
ルダー等)は、国が購入し、-75℃対応冷凍庫の配置場所1か所当たり4セット程度
配送することを想定している。
なお、ワクチン本体の他、ワクチンの希釈に用いる生理食塩液及び注射針・シリン
ジ、接種用注射針及びシリンジ、接種シール、添付文書、ラベル読替票等の付属品に
ついても合わせて配送すること。
また、市町村、基本型接種施設、連携型接種施設又はサテライト型接種施設の責
任において、小分けしたワクチンの移送を運送業者に委託することは差し支えな
い。
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移送先で多くの人数に対して接種を行う場合は、シリンジではなくバイアルで移送し、移送先でシリンジの充填作業
を行うこと。
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