（参考）インフォームド・コンセントのケース（例）
Ⅰ．卵子の提供
１．凍結保存された卵子の提供を受ける場合
生殖補助医療には利用しないことが決定
卵子の採取又は保存についての
インフォームド・コンセント

具体的な研究計画が決定

（想定されるケース）
・生殖補助医療に用いる
ために凍結保存された
卵子
・疾患の治療等のため将
来の妊娠に備えて凍結
保存された卵子

インフォームド・コンセント

凍結保存されている期間
採取又は保存

（時期）
・将来の生殖補助医療のために凍結された卵子の不要化に伴う利用の場合：生殖補助医療に利用しないことが決定された後
・将来の研究利用のために凍結された卵子の場合：廃棄することが提供者本人によって確認されており、かつ具体的な研究が確
定した後
（同意権者）
・生殖補助医療の目的で採取された卵子の場合：夫婦双方（ただし、その時点で夫婦でない時は本人のみでも可）
・その他の場合：提供者本人
（説明者）
・医療の過程で受ける場合：主治医とは別に説明者が必要

２．非凍結の卵子の提供を受ける場合
（１）卵子の不要化に伴い提供を受ける場合
①生殖補助医療の過程で生じた卵子の不要化に伴い提供を受ける場合
生殖補助医療には用いないことが決定
生殖補助医療を受けることの
インフォームド・コンセント
３５
時間

基礎体温
高温相
（１日目） （３日目）
月経開始

（１０日目）

受精判定

１２～１６
時間
媒精（１２日目）
（ⅱ）インフォームド・コンセント

（ⅰ）事前説明
※【手続の流れ】

採卵
３～６
時間

（想定されるケース）
・媒精したものの受精に
至らなかった卵子
・形態学的な異常により生
殖補助医療に用いられ
ない卵子
・形態学的な異常はない
が精子等の理由で結果
的に生殖補助医療に用
いられない卵子

（ⅰ）事前説明→（ⅱ）インフォームド・コンセント

（事前説明）
・インフォームド・コンセントとは別に、あらかじめ研究利用について事前説明を行うことが適当（主治医でも可）
・事前説明は生殖補助医療のインフォームド・コンセント後に文書を用いて夫婦双方に実施
（インフォームド・コンセントの時期）
・卵子を生殖補助医療に利用しないことが決定された後
（同意権者）
・提供者本人（事前説明を夫婦双方に行っているため）
（説明者）
・主治医とは別に説明者が必要

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