入-33.急性期入院医療について(その3) (17 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》 |
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診調組 入-1
5 . 7 . 6
○ 急性期病棟に入院した誤嚥性肺炎患者に対し早期にリハビリテーションを実施することは、死亡率の低
下とADLの改善につながることが示されている。
○ 早期リハビリテーションを実施する場合において、1日2単位以上のリハビリテーションを提供することが、
死亡率の改善、自宅退院割合の向上、在院日数の短縮につながることが示されている。
○ DPC対象病院に入院した70歳以上の誤嚥性肺炎患者を対
象とした研究において、入院後3日以内の早期リハビリテー
ションの実施は有意に死亡率の軽減と関連していた。多変量
解析においても同様の結果であった(オッズ比0.71, 95%信頼
区間0.64 -0.79)。
Momosaki R, et al. Arch Phys Med Rehabil. 2015 Feb;96(2):205-9.
○ DPC対象病院に入院した誤嚥性肺炎患者を対象とした研究
において、入院後7日以内の早期リハビリテーションの実施
は有意にADLの改善と関連していた。多変量解析においても
同様の結果であった(オッズ比1.57, 95%信頼区間1.50-1.64) 。
Yagi M,et al. Geriatr Gerontol Int. 2016 Nov;16(11):1181-1187.
早期リハ群
(N=16,835)
対照群
(N=51,749)
P value
年齢
85.0±6.8
85.0±7.0
.99
女性
7,426 (44.1)
25,166 (48.6)
.093
30日後死亡
861 (5.1)
3671 (7.1)
<.001
※ 論文を元に医療課で作成 数値は平均値±標準偏差または度数(%)
早期リハ群
(N=48,201)
対照群
(N=64,357)
P value
年齢
84.1±8.1
83.8±8.5
.017
女性
21,201 (44.0)
30,958 (48.1)
<.001
ADL改善
12,867 (33.9)
13,275 (25.4)
<.001
※ 論文を元に医療課で作成 数値は平均値±標準偏差または度数(%)
○ 入院後3日以内の早期リハビリテーションが実施された誤嚥性肺炎患者(4,148例)を対象としたデータ
ベース研究において、1日あたり2単位以上のリハビリテーションの実施は、1単位未満と比較して、有意
に死亡率の低下(オッズ比0.66, 95%信頼区間0.45-0.97)、自宅退院割合(オッズ比2.00, 95%信頼区間
1.48-2.71) 、在院日数の短縮(係数-4.54, 95%信頼区間-8.69 - -0.40)に関連していた。
Kato Y. et al. Int J Rehabil Res. 2023 Apr 12. Online ahead of print.
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