入-33.急性期入院医療について(その3) (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》 |
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29.10.25
個別の栄養管理の実施による栄養状態とFIM得点の変化
○ 低栄養状態で回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中高齢患者に対し、管理栄養士が理
学療法士等とともにリハビリテーションの計画作成等に参画し、リハビリテーションの実施に併せて個
別に栄養管理を行うと、約9割の患者で栄養状態が改善したとの報告がある。
退院時
栄養評価
(n=178)
やや改善
63.5%
(n=113)
改善
27.5%
(n=49)
0%
20%
40%
60%
不変
9.0%
(n=16)
80%
100%
注: 栄養状態は管理栄養士がMNA®-SF※を用いて評価。
(退院時) 改善:12-14点、やや改善:8-11点、不変:0-7点
※ Mini Nutritional Assessment – Short Form
低栄養:0-7点、低栄養リスクあり:8-11点、栄養状態良好:12-14点
対象期間: 2012年4月~2014年12月
対象者: 回復期リハ病院に低栄養状態(MNA®-SF:0-7点)で入院し、
加療後に退院した65歳以上の脳卒中患者178名(平均年齢77.2歳)
図 回復期リハ病院の脳卒中高齢患者に対する
個別の栄養管理と栄養状態の改善
入院中のFIM平均利得(点)
○ 栄養状態が改善又はやや改善した群では、不変群に比べて入院中のFIM利得が有意に多かった
との報告がある。
P<0.05
50
P<0.05
42.5
40
36.5
30
24.1
20
10
0
栄養状態
改善
(n=49)
栄養状態
やや改善
(n=113)
栄養状態
不変
(n=16)
注: 各群は左図と対応
図 回復期リハ病院入院中の
栄養状態の改善とFIM利得
出典: Nishioka S et al. J Acad Nutr Diet. 2016; 116(5): 837-43.
本ページのFIM: FIM総得点
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