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入-33.急性期入院医療について(その3) (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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課題と論点
(急性期におけるリハビリテーションや栄養等の取組)
• 早期離床・リハビリテーション加算及び早期栄養介入管理加算は令和4年度診療報酬改定で算定対象となる治療室が
拡大し、その届出数および算定件数が増えてきている。
• 誤嚥性肺炎や脳卒中患者に対し早期にリハビリテーションを実施することが推奨されている。
• 急性期一般入院基本料を算定する病棟におけるリハビリテーション実施率にはばらつきがある。
• リハビリテーション専門職の人数が多い方が、 65歳以上の入院患者について、有意にリハビリテーション実施率が高く、
ADLスコアの改善が大きかった。
• 急性期における休日リハビリテーションの有効性が示されている一方で、土日祝日にリハビリテーションを実施していな
い施設は、土曜日は28.4%、日曜日は67.9%、祝日は56.8%であった。
• ADL維持向上等体制加算は令和4年時点での届出数は98施設であり、同加算を届け出ていない理由としては、「理学
療法士等を確保できないため」、「疾患別リハビリテーション料等を算定しているため、加算届出の必要性を感じないた
め」が多かった。
• 診療報酬における栄養管理に関する評価は、年々充実していている。
• 低栄養や経管栄養・嚥下調整食が必要な患者は一定数おり、入院基本料等の算定に当たっては、栄養管理体制の基
準の遵守を求めている。この基準で示すような入院時のスクリーニングや定期的な評価を含む個別的な栄養管理の効
果が報告されている一方で、DPCデータで入院患者の栄養・摂食嚥下状態に関して把握できる項目は限られている。
• 栄養サポートチーム加算は、随時対象入院料を拡大し、届出施設数は増加しているが、入院料により算定状況は様々。
未届け理由は、研修を受けた専門職確保が困難であることが多く、チーム設置のメリットが少ないことも3割超。
• 令和4年度診療報酬改定で特定機能病院において入院栄養管理体制加算が新設されるなど、管理栄養士の病棟配置
が推進されているが、配置割合は低い。
• また、医療機関と介護保険施設等で連携が必要な栄養状態の患者は多いが、栄養情報連携加算の算定は少ない。
• 誤嚥性肺炎の患者に対しては、多職種が連携して早期に評価や介入を行い、経口摂取を開始することが重要。
• 病棟における栄養、離床・リハビリテーション、口腔に関する計画作成において、各職種の関わりは少ない。

【論点】
○ 急性期におけるリハビリテーションや栄養等の取組とその連携の推進を図る上で、どのような方策が考えられるか。

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