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入-33.急性期入院医療について(その3) (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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<参考> 嚥下調整食分類2021
○ 日本摂食嚥下リハビリテーション学会により、嚥下調整食分類が示されている。
コード

名称

形態

目的・特色

j

嚥下訓練食品 0j

均質で,付着性・凝集性・かたさに配慮したゼリー
離水が少なく,スライス状にすくうことが可能なもの

重度の症例に対する評価・訓練用
少量をすくってそのまま丸呑み可能
残留した場合にも吸引が容易
たんぱく質含有量が少ない

t

嚥下訓練食品 0t

均質で,付着性・凝集性・かたさに配慮したとろみ水
(原則的には,中間のとろみあるいは濃いとろみ* の
どちらかが適している)

重度の症例に対する評価・訓練用少量ずつ飲むことを想定
ゼリー丸呑みで誤嚥したりゼリーが口中で溶けてしまう場合
たんぱく質含有量が少ない

j

嚥下調整食 1j

均質で,付着性,凝集性,かたさ,離水に配慮したゼ
リー・プリン・ムース状のもの

口腔外で既に適切な食塊状となっている
(少量をすくってそのまま丸呑み可能)
送り込む際に多少意識して口蓋に舌を押しつける必要がある
0j に比し表面のざらつきあり



嚥下調整食 2-1

ピューレ・ペースト・ミキサー食など,均質でなめらか
で,べたつかず,まとまりやすいもの
スプーンですくって食べることが可能なもの

主食の例











粒がなく,付着性の低
いペースト状のおもゆ
や粥
口腔内の簡単な操作で食塊状となるもの
(咽頭では残留,誤嚥をしにくいように配慮したもの)


嚥下調整食 2-2

おもゆゼリー,ミキ
サー粥のゼリー など

ピューレ・ペースト・ミキサー食などで,べたつかず,ま
とまりやすいもので不均質なものも含む
スプーンですくって食べることが可能なもの

やや不均質(粒があ
る)でもやわらかく,離
水もなく付着性も低い
粥類

嚥下調整食 3

形はあるが,押しつぶしが容易,食塊形成や移送が
容易, 咽頭でばらけず嚥下しやすいように配慮された
もの 多量の離水がない

舌と口蓋間で押しつぶしが可能なもの押しつぶしや送り込み
の口腔操作を要し(あるいはそれらの機能を賦活 し),かつ
誤嚥のリスク軽減に配慮がなされているもの

離水に配慮した粥な


嚥下調整食 4

かたさ・ばらけやすさ・貼りつきやすさなどのないもの
箸やスプーンで切れるやわらかさ

誤嚥と窒息のリスクを配慮して素材と調理方法を選んだもの
歯がなくても対応可能だが,上下の歯槽提間で押しつぶすあ
るいはすりつぶすことが必要で舌と口蓋間で押しつぶすこと
は困難

軟飯・全粥 など

出典:日摂食嚥下リハ会誌 25(2):135–149, 2021を基に医療課にて作成

本表は学会分類2021(食事)の早見表 抜粋
*上記0t の「中間のとろみ・濃いとろみ」については,学会分類2021(とろみ)を参照

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