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入-33.急性期入院医療について(その3) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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安静臥床の弊害について

意見交換 資料-5参考-1
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○ 安静臥床は、筋力低下をはじめとして、全身へ悪影響をもたらす。

安静臥床が及ぼす
全身への影響

○ ギプス固定で1日で1-4%、3~5週間で約50%の筋力低下が生じる。

1.筋骨格系
1) 筋量減少、筋力低下
2) 骨密度減少
3) 関節拘縮
2.循環器系
1) 循環血液量の低下
2) 最大酸素摂取量低下
3) 静脈血栓
3.呼吸器系
1) 肺活量低下
2) 咳嗽力低下
4.消化器系
1) 便秘等
5.泌尿器系
1) 尿路結石等
6.精神神経系
1) せん妄等

○ 疾病保有者では10日間の安静で17.7%の筋肉量減少を認める。

出典:Müller EA. Arch Phys Med Rehabil 1970; 51: 339-462

出典:Puthucheary ZA, et al. JAMA 2013; 310(15):1591-600.

○ 3週間の安静臥床により骨盤の骨密度は7.3%低下する。
出典:長町顕弘他. 中部日本整形外科災害外科学会雑誌2004; 47: 105-106.

○ 長期臥床により、呼吸機能の低下が生じ、肺炎に罹患しやすく、治り
にくい悪循環に陥る。
出典:佐々木信幸.Jpn J Rehabil Med 2022; 59(8): 817-824.

○ 高齢者に対する入院中の安静臥床や低活動は、ADLの低下や、新
規施設入所に関連する。
出典:Brown CJ, et al. J Am Geriatr Soc. 2004 Aug;52(8):1263-70.

出典:佐藤和香 Jpn J Rehabil
Med.2019: 56::842-847.

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