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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (115 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
参考5

よくある質問と回答(Q&A)

ここでは手引きの内容に関するよくある質問と回答を紹介します。内容について詳細を確
認したいときは「詳しくは➡」に記載の手引き本文をご覧ください。
医用テレメータ
Q1

A1

医用テレメータのアンテナシステムの設置に関して建物の建築設計段階での
注意点を教えてください。
建物内における電波の伝わり方は建築構造や建築材料に大きく左右されま
す。医用テレメータの電波が十分に届かない原因の 1 つとして、建物の建築
構造の問題があります。建築設計や改装前の段階から建築事業者と医用テレ
メータの受信エリアやアンテナ方式などの具体的な情報を共有することが重
要です。具体的には、防火壁や梁等に貫通口やアンテナ配線用電線管を設置
したり、アンテナとノイズ源の離隔を確保するなどの対応が挙げられます。
詳しくは➡3-2.(4)① <p.21>

Q2

A2

3-2.(5)<pp.26-29>

医用テレメータの受信不良の原因として、どのようなことが考えられるでし
ょうか。
医用テレメータの受信不良は様々な原因によって発生します。主な原因とし
て、①電波が十分に届かない、②混信、③送信機の電池切れ・電源入れ忘
れ・故障、④他機器からの干渉、を考える必要があります。それぞれの問題
の詳細と対策については、医用テレメータのトラブル事例を参照ください。
詳しくは➡3-2.(4)<pp.20-25>

Q3

A3

医用テレメータはどのような機器から干渉を受ける可能性がありますか。
また、干渉を防ぐためにどのような点に注意すればよいでしょうか。
医用テレメータに対する他の機器からの干渉は、①医用テレメータのアンテ
ナシステムの近くに設置される機器による不要電波(ノイズ)によるもの
と、②医用テレメータと同じ周波数帯を使用する機器との混信によるものが
あります。①、②の原因となる可能性がある機器の例は本文に記載していま
す。①の対策としては、原因機器と医用テレメータのアンテナシステムを可
能な限り離すこと(50cm 以上の離隔を取れることが望ましい)、原因機器でノ
イズを抑制する対策を行うこと、機器の製造販売業者や納入事業者に相談
し、適合規格を基に不要電波の少ない製品を選定すること挙げられます。
②の対策に関しては、Q4 を参考にしてください。
詳しくは➡3-2.(4)④ <p.24>

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