電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》 |
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③ 不適切な設定による通信障害
○ 無線 LAN AP の不適切な設定により、
(周辺の無線 LAN を利用する端末に干渉が発生し)
無線 LAN を使った電子カルテ・画像参照の端末が全て使用できなくなり、診療や業務
に支障をきたした。
例 1)部門毎に無線 LAN を独自調達するなど、無線 LAN を一元管理できていない。
例 2)レントゲンの撮像データを伝送するために設置された複数の無線 LAN AP が同一
の無線チャネルを用いていたため、通信障害が発生した。
例 3)過密に無線 LAN AP を設置するなど配慮を欠いた設置により通信障害が発生し
た。
[対策] 電波環境測定を実施した上で無線 LAN AP の配置や無線チャネル設計を行
う
無線 LAN 機器の調達、管理を一元化する
○ 端末または無線 LAN が適切に設定されていないため、無線 LAN AP をまたいで端末が移
動する際に、無線 LAN AP を切り替えて利用するローミングが適切に行われない場合
や、頻繁にローミングが発生する場合に通信速度の低下が発生する。
[対策] 無線 LAN AP 毎に電波の強さを調節して電波の到達範囲を管理する
無線 LAN 端末のローミング設定の見直しをする
無線 LAN コントローラ等を導入して複数の無線 LAN AP を自動的に調整す
るなど、無線 LAN ネットワーク整備・保守事業者に依頼する
図 38
不適切な 16無線チャネル設定(例:レントゲン撮像データ伝送用)
図 39
16
配慮を欠いた無線 LAN AP の設置(過密な場合)
シングルチャネル方式(脚注 14 を参照)の場合はこの限りではありません。
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