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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
4-3.医用電気機器、情報機器・各種設備・サービス調達時の連携体制の構築
電波利用安全管理委員会や電波利用コーディネータは、電波利用に関連する情報機器・各
種設備・サービス等の調達時の連携体制としても有効に機能することが期待されます。構成
員は、各部門等における調達計画や整備計画等について情報を共有することで、想定されう
る電波干渉等のトラブル回避や、効率的な調達に貢献することができます。

4-4.電波の安全利用に関するルールの策定
医療機関における体制整備は、電波の利用に関する必要な事項を定めた規程に基づいて行
うことが効果的です。電波環境協議会では、こうした規程の例として「電波の安全利用規程
(例)」を公表しています。
電波利用安全管理委員会や電波利用コーディネータは、以下のような対策を通じて、関係
する全ての者に対して、規程を守ることが必要であることについての理解と、協力を得るた
めの取組が求められます。
① 機器調達時・メンテナンス実施時・トラブル発生時のそれぞれで情報確認と記録
を蓄積して有用な情報を継承
② 医用電気機器の電波に対する耐力や周囲で利用される電波利用機器の出力などの
情報、また、電波による影響や障害等の発生事例情報を収集
③ ②の情報を基にして、電波利用機器が医用電気機器に影響を発生させないための
注意喚起や対策方法を含む運用規程を策定

注意喚起等の例:
・ 電波による影響が確認された医用電気機器や各種資料などで影響発生事例が紹介さ
れている場合等には、影響発生時の障害例と電波によって影響を受けやすいことを示
すステッカー等を医用電気機器に添付する。
・ 医用電気機器に影響を与えた電波利用機器が障害発生事例等から特定可能な場合等
には、医用電気機器に影響を与えないために利用者に対して周知や教育を行う。

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