電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (62 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》 |
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3-4.携帯電話
近年、医療従事者や患者等医療機関利用者の利便性向上などを理由に、医療機関での携帯
電話の利用が急速に拡大しています。アンケート調査結果によれば、47.8%の病院、27.7%の
有床診療所が、携帯電話・スマートフォンを業務用端末として導入しています。導入してい
る医療機関のうち、スマートフォン端末を導入している病院は 52.1%、有床診療所は 57.1%
といずれも半数を超えています。
スマートフォン端末を導入することで、音声通話だけでなく、他のコミュニケーションツ
ールや医療業務など様々な用途への活用が期待されています。
図 44
業務用端末としての携帯電話・スマートフォンの導入状況
(2020 年度アンケート調査結果)
システムの概要
携帯電話は、基地局から発射される電波を受信し、基地局に向けて電波を発信することで
通信をします。携帯電話同士が直接通信するのではなく、図 45 のように、基地局と携帯電
話ネットワークを介して通信します。そのため、携帯電話を利用するためには、基地局を設
置する必要があります。ひとつの基地局がサービスを提供できる範囲は、狭いもので半径数
十 m、広いもので半径数 km 程度です。
図 45
携帯電話の利用イメージ
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