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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き

Q7

A7

医用テレメータの受信強度や受信状態はどのように判断すればよいでしょう
か。
医用テレメータの実際の送信機から電波を発射し、ナースステーション側で
受信した際の受信強度ならびに信号対雑音比(C/N)を測定します。C/N が
30dB 以上あれば、アンテナを含めて性能に問題は無いと考えられます。測定
には、スペクトラムアナライザや、受信機(セントラルモニタ)に内蔵され
ている簡易スペクトラムアナライザ機能を用います。
詳しくは➡参考3(2)<pp.92-96>

Q8

A8

医用テレメータの受信感度が低い部屋があります。どのように対応すればよ
いでしょうか。
医用テレメータ製造販売業者に依頼して、アンテナの劣化や配置を確認しま
しょう。アンテナの劣化が原因の場合、アンテナシステムの修繕(増幅器、
配線の交換等)が必要です。アンテナの配置が原因の場合、アンテナ位置の
変更や増設、天井下への露出やブースタの設置で状況が改善される場合もあ
ります。
詳しくは➡3-2.(4)① <p.21>

Q9

A9

医用テレメータのチャネルが足りない場合にはどうすればよいでしょうか。
各病棟に割り当てられているチャネルの数が実際に使用されているチャネル
と比べて多過ぎないかを確認し、割当数の最適化を行いましょう。それでも
足りない場合は、病棟単位で ID 機能を利用してチャネル数を増やす方法があ
ります。ただし、ID を変えても同一チャネルを利用した場合は受信障害が発
生する可能性があるため、同一チャネルを利用する病棟間で、エリアの設定
(お互いに使用する送信機の電波の到達状況)を十分確認しましょう。
詳しくは➡3-2.(2)(4)② <p.18, p.22>

Q10

A10

無線 LAN 方式の医用テレメータの特徴と注意点を教えてください。
従来から使われている医用テレメータでは、「特定小電力無線局」方式で通信
しますが、近年「無線 LAN 方式」を採用した医用テレメータが販売・運用さ
れるようになっています。無線 LAN 方式の医用テレメータでは、医用テレメ
ータだけでなく無線 LAN ネットワークを構成する各機器のハード面/ソフト
面によるトラブルが起こる可能性がある点に注意が必要です。
詳しくは➡3-2.(1)<p.17>

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