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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (121 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
携帯電話
Q1

A1

携帯電話端末からの電波はどのようなときに強くなるのでしょうか。
携帯電話端末は、携帯電話基地局からの電波の受信状況に応じて、携帯電話
端末の電波の強さ(送信電力)を必要最低限に抑えるよう制御(送信電力制
御)されています。基地局からの電波の受信状況が悪い場合には、携帯電話
端末からの電波が強くなる傾向があるため、注意が必要です。電波の受信状
況が良い場合にも携帯電話端末から大容量のデータを送信する(例:SNS に大
容量の動画や画像をアップロードする、ビデオ通話をする)際には電波が強
くなる可能性があるため注意が必要です。
詳しくは➡3-4.(4)<p.60>

Q2

A2

病院内に携帯電話の電波が入りづらい場所があります。どのような対策を行
えばよいでしょうか。
屋内用基地局や屋内アンテナを設置することで、携帯電話の電波の受信状況
を改善することが可能です。屋外基地局などで対処する方法もありますが、
一般に医療機関などの複雑な建物内を広範囲に対処するには十分な効果が得
られない場合があります。また、医療機関ごとに環境や要望が異なり、緻密
なエリア設計が必要となるため、対策においては携帯電話事業者などの専門
業者に相談し進める必要があります。
なお、自営無線の電波に関しては、携帯電話事業者ではなく、自営無線のネ
ットワーク構築事業者に相談することになります。
詳しくは➡3-4.(4)(5)<p.60, pp.63-66>

Q3

A3

携帯電話を利用できるエリアの設定や利用ルールはどのように決めたらよい
でしょうか。
医療機関内で携帯電話を利用できるエリアを設定する上で、まずは各エリア
の利用者、利用者による携帯電話の利用ニーズ、エリアで使用される医用電
気機器の種類などを整理した上で、エリア分けを行うとよいでしょう。携帯
電話が使用できるエリアでは、医用電気機器への影響を防止するために、携
帯電話と医用電気機器の離隔距離を定める必要があります。また、他人への
マナーの観点での音の出る操作の制限や個人情報漏えいへの対策の観点での
カメラなどの機能の利用制限に関してもルールを設定するとよいでしょう。
参考6に医療機関のエリア別のルールや対策の実施例を紹介しています。
詳しくは➡3-4.(4)<p.59> 参考2<pp.87-90> 参考6<pp.118-124>

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