電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (120 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》 |
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Q7
A7
無線 LAN で音声通信(電話)はできますか。
VoIP(Voice over IP)という技術を使うことで、無線 LAN を用いて音声通信
(内線電話など)をすることが可能です。
ただし、VoIP を用いた音声通信のデータは、その他のデータ通信(医療情報
システム等での利用を含む)と一緒に、無線 LAN ネットワーク上を流れま
す。このため、その他のデータ通信が多いときなどは、VoIP の音声通信のデ
ータに遅延が発生し、結果的に瞬間的に音が飛ぶといった現象が起きる可能
性があります。音声通信に無線 LAN を用いるかどうかは、無線 LAN ネットワ
ーク全体のデータ収容量などを考慮して検討してください。
詳しくは➡3-5.(6)<p.76>
Q8
A8
無線 LAN のセキュリティはどのように確保したらよいですか。
無線 LAN では適切なセキュリティ対策を講じることでリスクを低減すること
ができます。主なリスク低減策には次のものがあります。
・強固な暗号化を適用し、通信の傍受に備える
・外部攻撃に対策可能な機能を持つ製品の選定や無線環境の可視化等を行う
・不正アクセスを防止できるよう認証機能等を利用する
医療機関における無線 LAN のセキュリティ対策に関する詳細情報は、総務省
及び厚生労働省の各種ガイドラインを参考にしてください。
詳しくは➡3-3.(4)⑤ <p.45>
Q9
A9
3-3.(5)<p.52>
無線 LAN システム導入後のトラブルに備えて、稼働前に確認しておくと良い
ことはありますか。
まずは、無線 LAN ネットワーク整備・保守事業者の保守契約範囲を確認して
おくことが重要です。
また、導入後にトラブルが発生する要因としては、改修等による建物構造の
変化、新たな電波干渉、導入時に想定していなかった使い方、実運用時に初
めて起こる製品や製品組合せによる不具合、などが考えられます。
保守契約の内容にもよりますが、ネットワーク構成図などの設計書や電波環
境測定の結果などをいつでも参照できるようにしておきましょう。また、ト
ラブル発生時に必要なツール(電波可視化ツールなど)を備えておくとよい
でしょう。
詳しくは➡3-3.(3)<p.40>
3-3.(5)<pp.48-50>
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