電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》 |
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3-5.その他の機器について
医療機関では、医用テレメータ、無線 LAN、携帯電話以外にも様々な電波利用機器が用い
られています。ここでは、その代表的例である、微弱無線設備、小電力無線局、高周波利用
設備、RFID、トランシーバ、PHS・次世代自営無線のそれぞれについて、概要や医用電気機
器への影響に関する情報を紹介します。
微弱無線設備
微弱無線設備とは、無線設備から発射される電波が著しく微弱で、以下のいずれかの条件
を満たすもので、無線局免許を受ける必要がなく、様々な場面で利用されています。適法な
微弱無線設備であれば、医用電気機器への影響は非常に小さいと考えられます。
・無線設備から 3 メートルの距離での電界強度(電波の強さ)が下図のレベルより低いもの
図 52
微弱無線設備の 3m の距離における電界強度の許容値
・ 無線設備から 500 メートルの距離での電界強度が、200μV/m 以下のもので、周波数など
が総務省告示で定められている無線遠隔操縦を行うラジコンやワイヤレスマイク用な
どのもの
医療・介護・健康
カプセル内視鏡
徘徊センサ
歩数計
育児・保育
ベビーカメラ
呼吸センサ
おむつセンサ
図 53
微弱無線設備の例
68
自動車・バイク
FM トランスミッタ
盗難警報機