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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (116 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き

Q4

A4

医用テレメータのチャネルのうち、3000 番台(バンド 3)は、同じ周波数帯
を使用するテレメータ・テレコントロールと混信する可能性があるというこ
とですが、具体的にどのような機器で使用されているのでしょうか。
また、3000 番台を使用する場合の注意点を教えてください。
医用テレメータが使用する「特定小電力無線局」の周波数帯は、医用テレメー
タ以外の用途にも使用されることが電波法令で定められています。具体例とし
て、非観血血圧患者モニタ、離床センサシステム、分娩監視装置などのほか、
特定小電力トランシーバや屋外で使用できるクレーンのリモコンにも使用さ
れます。
もし、チャネル数に余裕があるのであれば、バンド 3 の無線チャネルは極力
使用しない方が賢明です。やむを得ず使用する場合は、使用場所で混信が発
生しないか、予め電波環境のチェックをすることが必要です。また、医療機
関の周辺の工事現場でクレーンなどが使われる可能性がある場合は、事前に
使用チャネルを確認するなどして混信を防ぐことが重要です。
詳しくは➡3-2.(4)④ <p.24>

Q5

A5

近隣の医療機関からの混信と思われる受信障害が発生します。確認方法と対
策はありますか。
まず、近隣の医療機関に医用テレメータの使用有無、チャネル番号、メーカ
名等を確認し、お互いの施設で使用するチャネルが重複していないかを確認
します。チャネルが重複している場合は、互いに使用チャネルを調整しま
す。使用チャネルの重複を避けられない場合は、ID 機能(医用テレメータ製
造販売業者毎に呼称は異なります。)を利用することで混信を防止することが
できます。なお、医用テレメータ製造販売業者に近隣の医療機関と自施設の
チャネルが重複していないかを確認する方法もあります。
詳しくは➡3-2.(4)② <p.22>

Q6

A6

医用テレメータのアンテナの点検はどの程度の間隔で実施すればよいでしょ
うか。また、どのような点を確認すればよいでしょうか。
1 年に 1 回程度の定期的な点検を行うとともに、機器設定の変更時などにも実
施しましょう。最新の無線チャネル管理表をもとに、チャネル設定、受信強
度、受信状態等に変化がないかを確認しましょう。
詳しくは➡3-2.(2)(3)(5)<p.18, p.19, p.30>

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