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資料1-2 第3期健康・医療戦略(案) (14 ページ)

公開元URL https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/suisin_dai49/gijisidai.html
出典情報 健康・医療戦略推進本部(第49回 2/18)《首相官邸》
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グローバルサウス諸国との連携の視点が欠かせない。
① グローバルサウス諸国は、我が国と共に成長し、未来を創っていくパートナー
である。豊富な天然資源と人口増加を背景として経済成長を高めるグローバルサ
ウス諸国には、優れたスタートアップも多数存在し、多様性に富んだ研究環境が
ある。こうした国々と重層的なパートナーシップを結んでいくことが我が国のイ
ノベーションとその社会実装を加速していく上で不可欠である。
② 経済安全保障の観点から、健康・医療関連産業のサプライチェーンを多様化し、
その信頼性を高めていく必要がある。グローバルサウス諸国との相互信頼に基づ
く連携を深め、オープンな多国間の枠組みに基づきこれに対処していくことは、
我が国の国益につながるものである。
③ 開発途上国への資金流入は既に民間資金が公的資金を大きく凌いでおり、健
康・医療分野も例外ではない。低・中所得国の UHC の達成や公衆衛生危機に対す
る予防・備え・対応(Pandemic Prevention, Preparedness and Response: PPR)
についてもインパクト投資を始めとした資金還流の動きが出始めている。こうし
た世界的な民間資金の動員をさらに促進し、政府と民間の間での最適な協働関係
を構築していくために我が国がリーダーシップを発揮していく必要がある。
他方で、PPR の強化や UHC の実現といったグローバルヘルスに関係する取組は、
世界市場がターゲットとなり、民間企業にとって、事業活動の基盤の形成に資する
とともに、アジア健康構想及びアフリカ健康構想が目指すような国際市場の潜在的
な需要の取込みにもつながるものである。
そこで、より具体的な成果を見据え、重点国を戦略的に絞ること等を通じてアジ
ア健康構想・アフリカ健康構想・グローバルヘルス戦略を一体的に推進することで、
グローバルサウス諸国の健康・医療関連市場における我が国の医薬品・医療機器の
調達や日本企業によるビジネスの国際展開を推進することが重要である。また、グ
ローバルヘルス分野への民間資金の呼び込み等では、我が国が主導してインパクト
投資を適切に評価する標準的な基準や方法論の議論を加速させ、国益の確保と地球
規模の保健課題解決を両立させることが重要となる。
(3)研究開発及び新産業創出等を支える基盤的施策に係る成果と課題
(成果)
次世代医療基盤法に基づき、認定作成事業者として3者が認定され、同法に基づ
くデータの提供が始まった。2024年4月より施行された改正法により、従来の匿名
加工医療情報に加えて、特異な検査値や病名等の加工の必要がない仮名加工医療情
報の利活用が可能になったほか、次世代医療基盤法に基づき作成した匿名加工医療
情報と、国が保有する公的DBとの連結解析が可能となり、RWD利活用の可能性が広が
った。
さらに、大規模なバイオバンクの整備のほか、バイオバンク等の研究データをつ
なぐ情報基盤やルールの整備、「全ゲノム解析等実行計画2022」に基づくゲノム情
報の収集・解析が進んでいるところである(「全ゲノム解析等実行計画」では、が
んと難病を対象に2024年3月1日時点で約25,000症例の解析を実施)。
(課題)
次世代医療基盤法の課題としては、医療情報を提供する協力医療機関の拡大が進
まないこと、匿名加工医療情報等の利用実績が伸びないこと等により、協力医療機
関、認定作成事業者、データ利活用者の3者間で、データ利活用やその成果が循環
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