総-4-3-2 令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和6年度調査)の報告案について(在宅医療、在宅訪問薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査)[13.3MB] (730 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57122.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第607回 4/23)《厚生労働省》 |
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在宅患者の入院時の情報提供や薬剤の整理等で効果・成果のあった事例
「在宅患者の入院時の、患者が服用中の薬剤の整理等の実施有無」及び「在宅患者の入
院時の、入院先の医療機関への情報提供の実施有無」の設問において、「ほぼ全員に実施
している」又は「一部の患者で実施している」を選択した場合、在宅患者の入院時の情報
提供や薬剤の整理等で効果・成果のあった事例については、以下のとおりであった。
図表 7‑98 在宅患者の入院時の情報提供や薬剤の整理等で効果・成果のあった事例
効果・成果のあった事例(抜粋)
患者さんがお薬手帳を忘れて入院したあと、薬局よりその内容を教えてほしいとの依頼あ
り。
お薬手帳や患者本人確認で、入院先から知らぬ情報の提供や訂正を行い、その後の処方内容
への考慮となった。
手術等の処置が必要な場合、速やかに中止の指示が出来た。
病院との連携がスムーズ。
入院中の情報提供し、医療機関が連携した結果、入院をきっかけに減薬できた。
FAX にて服薬状況を提供し、よりよい治療につなげた。
小児の患者であったが粉薬が苦手で小さい頃から錠剤で調剤、その旨伝え病院でも錠剤で服
用できる薬剤に切替えてもらった
日付入薬包紙にて、残業がすぐわかる様にしている。
一時中止している薬など文書でまとめて、入院時に持参してもらっています。
服用状況を考慮頂き、退院時、服用回数を減らして頂けるケースがあった。
一包化した薬剤の情報が、情報提供でスムーズに把握できた。
薬剤情報書や、一包化したことにより、患者家族にわかりやすかったと言ってもらった。
どの位服薬すればよいか明確になった。
病院からの問合せ件数が減った。
医療機関で把握していない薬(特に外用薬、調節していた薬剤)が明確になり、薬剤の必
要、不必要が判断できた。
入院中に中止指示のある薬剤について、薬袋を分け、処方日数を変更することでスムーズな
服薬管理が行えた。
重複投薬を防いだ。中止薬の再開ができた。
お薬手帳や薬情から読み取れない中止薬について共有出来た。
患者が独自に調整している、もしくは、指示された用法とは異なる用法で服用している。
(生活リズムに合わせている)ことを伝え、入院中に混乱がおこらないように支援した。
入院中に持参する薬がなくなる際、かかりつけ医に相談し、退院予定日までの処方内容を途
切れることなく持参できた。(ケアマネ、看護士との連携、退院後の対応も予定できた)
医療機関側で把握してない薬(特に外用薬や調整していた薬)が明確になり、薬剤の必要、
不必要が判断できた。
入院時に残薬の整理、手持ち分を持っていってもらっている。退院時の内容の重複等の軽減
退院時処方の薬の整理にて退院後診察予定の医療機関と服用薬の情報に相違があり、情報共
有することにより正確な薬内容での服薬支援を実施できた。
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