よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料4】生物学的製剤基準の一部改正について (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32183.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第8回 3/24)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

3種の抗毒素を混合し凍結乾燥したものである。
・乾燥ジフテリアウマ抗毒素:ジフテリアトキソイドで免疫したウマの血漿を精製処理し
て得たジフテリア抗毒素を凍結乾燥したものである。
2. 異常毒性否定試験の設定について (生物学的製剤基準

医薬品各条)

標記の 7 製剤の医薬品各条では、以下のように異常毒性否定試験が設定されている。
一般試験法の異常毒性否定試験を準用して試験するとき、適合しなければならない.
3.これまでの異常毒性否定試験の成績の確認について
2022 年 11 月 16 日に各製剤の製剤担当室および品質保証・管理部とこれまでの異常毒性
否定試験の試験結果を確認した。別紙 2 図 2、下表 2 に示す。

表2. 対象期間における検定および自家試験の結果のまとめ
製剤名
製造所

出検数

合格
●乾燥組織培養不活化A型肝炎ワクチン
KMB
33
33
●乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン
KMB
29
29
GSK
5
5
●乾燥まむしウマ抗毒素*1
KMB
12
12
●乾燥はぶウマ抗毒素*1
KMB
3
3
●乾燥ボツリヌスウマ抗毒素
KMB
4
4
●乾燥ガスえそウマ抗毒素
KMB
2
2
●乾燥ジフテリアウマ抗毒素
KMB
3
3

検定

自家試験
再々試
再試

再試

再々試

不合格

合格

不合格

2

0

なし

33

0

0

なし

0
0

0
0

なし
なし

29
5

0
2

0
0

なし
なし

0

0

なし

12

0

0

なし

0

0

なし

3

0

0

なし

1

0

なし

4

0

0

なし

1

0

なし

2

0

0

なし

0

0

なし

3

1

0

なし

*1:対象期間より前の 1990 年~2006 年(17 年間)に乾燥まむしウマ抗毒素は、KMB 社 10 ロ
ット、武田社 6 ロット、阪大微研 2 ロット、千葉血清 1 ロットについて検定で合格し、1976
年~2006 年(31 年間)に乾燥はぶウマ抗毒素は、KMB 社 19 ロットの検定で合格している。
製剤毎の評価結果
●乾燥組織培養不活化ワクチンについて、
・KMB 社のA型肝炎ワクチンおよび狂犬病ワクチンについては、対象期間において検定お
よび自家試験において全ロットで合格しており、これまでの実績から異毒による均一性が
確認でき、品質が安定していることが確認できた。
・GSK 社の狂犬病ワクチンについては、5 ロットで実績が少ないものの承認前検査時に 3 ロ
ットの試験および海外の自家試験 13 ロットを確認し問題が無かったことから、上記製剤と

56 / 60