■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (106 ページ)
出典
公開元URL | https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/ |
出典情報 | 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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大学名/氏名
東京大学 江頭 正人 教授
取り組み
AR/VRを用いたデジタル教育
現状課題と解決策(希望含む)
課題感
解決策
要望/解決の方向性
教員(大学)対応
• OJTに教員が張り付く必要があり
工数増。
• 模擬医療面接には物理的制限。
• AR/VRコンテンツにより解決。
• ZOOMによるオンライン文字医療
面接により解決。将来的には自
動化/AI化。
• 医療マニュアル以外をサポート
する、エンジニアやビジネス専門
人材の確保が必要。
• 十分な数のAR/VR端末確保。
学生への影響
• 臨床研修2年間を加味した実技
• 実技の必要性が高まり効率の良
と教養のシームレスな教育。
い学習環境が必要。
• デジタル化による模擬的診療的
• 実技面に関する不安払拭が必要。
環境の準備。
• AR/VR端末不足。
• 実技トレーニングのため職員に
ワクチンを接種。
• 複雑なシナリオかつ、学生が主
体的に学習できる競争やゲーム
要素のあるスコア化可能なコン
テンツ作成が必要。
• 十分な数のAR/VR端末確保。
教員(大学)対応
• 専門スキルを保有するスタッフの
人材確保難。
• 大学独自で開発することでコンテ
ンツ重複の可能性。
• コンテンツ作成の資金。
• 大学で連携し共有教材コンテン
ツ作成するようなプロジェクトが
必要。
学生への影響
• デジタル化に伴う自主学習でき
る環境。
• 十分な数の端末を揃える
DX
体制強化
課題①:人材確保
課題②:端末の準備
課題③:大学間連携
エンジニアやビジネスサイドの専門ス
キルを保有するスタッフの人材確保
が難しく、人材の取り合いの可能性。
DX化することにより解決できる事が
多い一方で、全学的に対応するので
あれば予算の兼ね合いもあり端末が
準備できない。
各大学でコンテンツを作れば、似たこ
とを対応し予算も莫大になるために、
大学間で連携し共通教材を作成する
ことで解決すると想定。
【研究】ヒアリング結果分析/解決策
大学名/氏名
昭和大学 三邉 武彦 センター長
取り組み
臨床研究支援
現状課題と解決策(希望含む)
教員(大学)対応
DX
課題感
解決策
• 倫理申請等が紙ベースのためス
ピード感を毀損。
• 電子カルテの吐き出し方法が異
なるために一元化されたデータ
ベースにアクセスできない。
•
要望/解決の方向性
•
各大学で電子カルテや、データ
を吐き出し方法が異なるため、
一定の基準や同じ仕組みであ
れば研究のアイディアとなる可
能性があり効率的。
•
診療業務は削れないため、教
育や研究に重きを置く医師特
性を考慮し調整が必要。
•
診療部分のタスクシストをする
ことで医師業務を減らすことが
可能となる。
メールベースでの申請にシフト
チェンジ。今後電子申請システ
ムを導入予定。
患者への影響
教員(大学)対応
• 研究に関わるサポートや交流不
足による情報格差。
• 臨床データ入力等事務作業が大
• URAや事務職員の採用。
• 診療/教育/研究、全て等しく対
応は不可。
• 臨床研究アドバイザーの設置。
• 研究に関する勉強会や交流会の
実施。
• 大学院でのスカウトや定年後の
再雇用
スタッフへの影響
• 研究に関わる相談先が不明。
• 診療/教育/研究の全てを業務と
し個人での対応に限界。
• 統括研究推進センターで附属病
院間シームレスにサポート。
• 臨床研究アドバイザーでも解決
できない場合は、さらに専門家に
相談可能
体制強化
課題①:人材確保
専門性の高いスタッフ/事務員など
様々な人材確保が課題。
課題②:データベース
課題③:臨床/教育/研究の業務割合
一元化されたデータベースがなく、各
医療機関でシステムが異なるために、
データの突合は吐き出しに課題。
診療/教育/研究全て等しく対応する
事は現状では難しく、どれかに特化し
た教員がいない。自己研鑽の定義が
課題。
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